男の品位
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修羅に生き、男の世界を書いては超一級の著者が贈る「本物の大人」の心得!
遊び、仕事、処し方。
本物の大人はどう心得るのか。
齢、90歳。まだ途上。
「卑しい品格」の基準を知る
男は聖人君子に非ず。
一念に殉じ、言行の一致を持って、
「品位」とする。
安藤昇
品位というテーマで書くのは、いささかの躊躇があった。わがままで、ものぐさで、好き勝手に生きてきた俺は、品位とは対極の人間だと思うからだ。
だが品位という言葉に「男」という一文字を冠し、「男の品位」とすれば、俺にも語るべきことがあるのではないか。そう思って筆を執ったのが本書である。
一読すればわかるように、「男の品位」とは、言行の一致にして一念に殉じることを言う。つまり、「やる」と約束したことは命を取られてもやり抜く。
「やらない」と言い切ったら、万金を積まれても微動だにしない。そして、事に臨んで弱音を吐かず、失敗したら無念の一語を吞みこんで潔く責任を取る。
これが「男の品位」だ。
「あとがき」より