印刷技術を四方八方に躊躇なく展開せよ 印刷営業、明日はどっちだ
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Professional DTP誌に5年に渡って好評連載した「目指せ! 印刷営業の達人」の第二十五回〜第三十八回までです。縮小する印刷業界にあって、生き延びるためには所有する印刷技術を四方八方に躊躇なく展開することが求められます。モノを売る、サービスを売る、ノウハウを売る、何でもありの時代に印刷会社が取り組むべき方向を語ります。
—目次—
第二十五回 手近のデバイスでビジネスを考えよう
「一〇〇ページの本が、なんと九八、〇〇〇円」
一〇〇ページの本が、なんと九八、〇〇〇円
CD-Rは儲かるデバイスだった
CD-Rは少なくとも原価の7倍で売れるのだ
第二十六回 コンテンツの販売はマルチベネフィットを目指す
映画の製作費がうなぎのぼりになるのはマルチベネフィットだから
ダウンロード販売以外のオン・デマンドサービスはあるか
CDに焼いてオン・デマンドサービスする
複数の素材を自在に使えるのがメリットだ
第二十七回 印刷会社のサービス化はこれから始まる
印刷会社はどこに行くのか
二極化する印刷業
製造業のリエンジニアリングは工程をなくすこと
一人でする方が生産性はアップする
第二十八回 PDFは戦略ツールとして使うのだ
PDF入稿は進んだか
PDF「完全データ」の基準はどうする
PDF入稿とPDF納品を積極的にしよう
誰もがしないからこそアドバンテージがあるPDFの営業
第二十九回 カラープリンタを営業マンにする
営業マンを派遣すべきか、せざるべきか
常駐すれば、営業活動は不要になる
得意先の目をこちらに向ける戦略が必要だ
得意先へのDTPシステムの設置はトロイの木馬なのだ
第三十回 InDesignは営業ツールになるか
InDesignはどこまで普及したか
InDesignのメリットとデメリット
拡張字形のリストを配付しよう
InDesignデータで納品するのだ
第三十一回 信頼を取り戻せば安売りはなくなる
営業マンは「銀座のホステス」論
下心は営業をドロボーに変える
見込み客を集めて見込み客を切る
第三十二回 新しいビジネスは大穴狙いで
得意先主義の時代は終わったか
儲からないときは何をしても儲からない
印刷業はもうすでに死んでいる
「ラクして儲かる」大穴ビジネスを探せ
第三十三回 USPが顧客に届けば訪問営業はもういらない
USPとはどんなもの
時代は「約束」を売る時代になった
印刷会社に「プロミス」はあるか
法人営業でもできるUSP
第三十四回 技術を水平展開から垂直展開に広げよう
やはり減り続ける印刷会社
ビジネスで誰に何を提供するのか
垂直思考で展開してビジネスに広がりをもたせる
オフ輪も刷るだけの時代ではなくなった
第三十五回 印刷技術の標準化が進むとグローバル化がやってくる
Mac OS XでするDTPは現実にものになった
ユニコードで国境の壁は小さくなるか
印刷はますますグローバル化する
標準化のイニシアティブを握ることが肝要だ
第三十六回 営業に取り越し苦労はいらないのだ
パーキンソンの法則とマーフィーの法則
もう一つのマーフィーの法則とは
営業マンの思いは担当者に伝わるのだ
取り越し苦労するとビジネスの実は結ばない
第三十七回 Acrobat 6.0で本格化するPDF入稿
Webでの印刷受注はどうなる
Webの顧客の維持はサポートが決めて
Acrobat 6.0はPDF入稿のためにある
Acrobat 6.0で変わるPDFの出力
第三十八回 モニタカラーマッチングの時代がやってきた
デジカメコンテストでも必要なモニタプロファイル
DTPではなぜモニタプロファイルを使わない
モニタプロファイルの作成は簡単
著者ブロフィール
1959年生まれ。印刷会社で十数年にわたり営業する。営業の傍ら、自らDTPのオペレータとなり、営業マンにもDTPの知識が必要なことを痛感する。現在はIllustratorやAcrobat、InDesignの生態を研究し、DTP最強のWebサイト「DTP-S」を主宰する。インクナブラ代表。主な著書に「標準DTP出力講座(翔泳社)」「標準DTP出力講座 フォント攻略編(翔泳社)」「Illustrator実践マスター(グラフィック社)」「DTPのデジタル印刷営業術(オーム社)」「DTP実務者のためのAcrobat PDF活用ガイド(毎日コミュニケーションズ)」など