【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:貝谷久宣/著 出版社名:講談社 シリーズ名:こころライブラリー 発行年月:2008年11月 関連キーワード:フアン キヨウフシヨウ ノ ココロモヨウ パニツク シヨウガイ カンジヤ ノ シンセイ ト ニンゲンゾウ ココロ ライブラリ- ふあん きようふしよう の こころもよう ぱにつく しようがい かんじや の しんせい と にんげんぞう こころ らいぶらり-、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253、 コウダンシヤ コウダンシヤ 2253 こうだんしや こうだんしや 2253 不安・恐怖の病は人をどう変えていくのか!?パニック障害患者がたどる、こころの曲折と変貌を日本における治療・研究の第一人者が解き明かす。 第1章 不安の根源-臆病な人たち第2章 矛盾した二つのこころ-束縛されたくないが愛されたい第3章 不安が生む感情変化-激情的な人たち第4章 生活が変わっていく-自由放縦に走
分かりやすい
★★★★☆
大変、分かりやすいです。患者の心境が事細かに書かれています。
改めて不安恐怖症、パニック障害について俯瞰した目線で客観的にとらえる事かできました。
ただ、患者さん又は家族が病気を受け入れ、具体的にどう対処していけば良いのかが、本書では希薄な気がしました。
最悪。
★☆☆☆☆
パニック障害は脳の機能障害である。厚労省は2005年に試案をまとめ、2008年、医学書院より「パニック障害ハンドブック」を出版した。その中で、脳の機能障害であって本人の性格や気のせいではない、と明言されている。しかし著者はパニック障害患者を「不安体質が根底にあ」り、「臆病であるはず」で、「センチメンタル」で「煩悩のかたまりの病」と言う。 パニック障害患者が恐れるものとして挙げている{万が一、時間に追われる、変化、死}、果たしてこれのどれかでも恐れない人がいるだろうか?別れや束縛に弱いと病気なのか?ハマったりキレると病気なのか?つまりこれは、占いと同じ商法なのである。誰にでも当てはまる事を「あなたはこうなのでしょう?」と言って信じさせる占いの本である。精神科医のブログで読んだ、悪い医者を見分ける方法の中の"患者を「人格障害」と言う医者当人こそ「人格障害」である"という言葉を思い出した。私は患者だが、死んでもこの医者に診て貰いたくない。
パニック障害をやさしく解説する
★★★★☆
日本における不安障害治療の第一人者、名古屋メンタルクリニック理事長。二大(?)現代精神病のうちうつ病は比較的理解しやすいが、不安障害はやや難しい。パニック障害、SAD、GAD、PTSD、特定の恐怖症、などなど。「こわがり」から「こだわり」へ、人間の陥りやすい悪循環。この本は不安障害を平易に解説し一気に読める。入門書としては申し分ないだろう。
ぜひ!
★★★★★
本書では、パニック障害の患者さんの人間像が具体的に実例を挙げて紹介されているため、
患者さんの生の声が聞こえるようでした。
不安、孤独、こだわり…恐れる、ハマる、キレる…といった「こころ模様」。
治療を進めていくうえでは、パニック障害の症状はもとより、
その「こころ模様」を理解することが、その周囲にいる人々にも、
医療従事者にも、そしてパニック障害をもつ患者さん自身にも、
とても大切なことだと感じます。
豊富な経験をもつ著者が記したこの本は、
かならず多くの人に勇気と指針を与えてくれるものと思います。
他にはない、ぜひ多くの方に読んでいただきたい1冊です。
理解が深まります
★★★★★
私がこれまでに学んできた本からは、パニック障害の症状がどのようなものか、それを克服するためにはどのような治療法が効果的か、というものがほとんどでした。
今回、この本を読むことによってこれまでカウンセリングを担当してきた方がお話されていたことがあてはまるな、と感じました。万が一をおそれる、不安でアルコールがやめられない、環境に強い愛着心をもつ…本に紹介されていた人間像はパニック障害患者の性格特徴が表現されていると思いました。この本を読むことによって、患者さんの人間像を少しでも理解し、さらに臨床場面で患者さんの語ったことを共有していきたいと思いました。
また、最後に紹介されているQ&Aでは、よく患者さんのご家族の方、ご本人からよく聞かれる質問とそれに対する回答がとてもわかりやすかったです。
私は、心理士の立場でこの本を読みました。著者が言うように、この本では一般に示されていなかったパニック障害患者の人間像が紹介されています。患者の理解を深めるためにも少しでも多くの治療者の方に読んでいただきたいと思いました。また、周りでサポートされているご家族の方にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。