中国四大奇書のひとつで、108人の武勇伝が描かれている「水滸伝」をモチーフにしたRPG。
最大の特徴は、主人公と活躍するメンバーの人数が「水滸伝」と同じく108人という点にある。主人公に初めから同行するキャラもいれば、特定のイベントをクリアしないと仲間にならないキャラもいる。ただし108人が仲間になるとはいっても、パーティーメンバーは主人公を含め最大6人。戦闘に加わらないメンバーは、主人公が所有する城でお留守番となる。だが、彼らはただ待っているのではなく、武器屋やアイテム屋、カジノなどのお店を開業し、冒険の手助けとなってくれる。もちろん城に戻ればメンバーの入れ替えも可能だ。
戦闘システムもこうした多くの仲間を使いこなすことがメーンで、紋章を装備することで、どのキャラを使っても最前線で活躍できる「紋章システム」や、キャラ同士の多彩な組み合わせで連携技が楽しめる「協力攻撃」などが用意されている。また、シナリオも仲間との友情がテーマ。誰もが共感できる感動的な物語になっている。(池村慎一)
「絵画的な顔のビジュアル」が気に食わないが、ゲームとしては面白い試みをしています。
★★★☆☆
とにかく108人もの生まれも育ちも異なる顔ぶれが一堂に会して、強大な権力を打ち倒す「革命軍」となるという展開自体に胸が躍る作品。
ただ1はまだ荒削りな印象は拭えない。
特に各キャラの顔グラフィック。
2と比較してぼやけたようなハッキリしない「絵画的」なキャラの顔が気に入らない。
あれで大きくマイナスイメージだった。
仲間も108人もいるのでホントに「数合わせ」的な、何のために居るのかがサッパリ分からないようなキャラがチラホラ見られる。
後にシリーズ化されたものの、それぞれのキャラの存在理由が明かされるのは何作目になることやら見当も付かない。
戦闘も三すくみでまるきりジャンケン・・・と芸がない。
ただこれが後々の話の伏線となっていくという点では非常に興味深く、また多くのキャラ故に次回作での再登場が常に気になるという他シリーズには無い魅力があることも確かだ。
ぜひ「プレステ2」でリメイクをしてほしいところなのだが・・・・実現しないだろうか。
いまやると
★★★★☆
古いゲームなのでグラフィックなど物足りなさを感じますが
ストーリー、とにかくすばらしすぎる。
単純でわかり易い操作もだるくなくて良い。
レベリングいっさいなく進められるのも好きです。幻水。
とりあえず2をやるためにも1は必須・・・。
今回のクリアタイムは19時間でした。いろいろやりこまずに
108星集めてクリアするだけならかなりの少時間でできるので、
忙しい人でも手軽に楽しめると思います。
1やらずして幻水語るべからずです。
何度見てもOPの名言に涙します。
良くも悪くもPS初期のRPGです。
★★★★☆
このゲームを初めて知ったのは、
ゲーム雑誌(?)のRPG特集にてです。
その雑誌には他に開発途中のクロノトリガーや、
DQ6等が載っていたので、当時はそっちばかりに目が行っていて、
当時発売されたばかりで高嶺の花だった、PSのゲームには興味無かったのですが、
まさかシリーズ通して買うまでにやりこんでしまうことになるとは(笑
それまでやってきたRPGといえば、FFやDQなどだったのですが、
まず、斬新だったのは経験値の概念が違うため、
レベルアップのための戦闘の煩わしさから開放されたことですね。
サクサク進める事ができました。
ストーリーもメインキャラを中心とした話の内容が良かったです。
喋らない主人公ですが、あれだけのキャラ達の中で
主人公の立つ位置がハッキリしている点が良かったんだと思います。
1ターンが終わるまでの戦闘のテンポの良さも、
ちょっと地味ながら良いなって思いました。
逆に良くなかった点は、
読み込み時間等の長さですかね。
CD-ROMでは仕方が無いのかもしれませんが。
あと、108人もの仲間を集めること、
単発的なイベントの繰り返しによる仲間集めは、
否定される方がおられてもおかしくはありません。
個人的にはこういうの好きなんですけどね。
ストーリーの流れとしてはRPGの基本がよく解るゲームなので、
初心者にオススメできますが、
ベストエンドはやり込まないと見れません。
シリーズ全編にいえることかと思いますが、攻略本あるいは攻略サイトを見ないと、
ベストエンドまでにたどり着くのが困難です。
逆に考えると、やりこんだ分だけの報いがあるということなのかもしれませんね。
システム等細かいことは他にもありますが、
その辺りは昔の作品ということで大目に見ています(笑
ここから幻想水滸伝の歴史が始まった
★★★★★
私の場合は2から始めたので、話が繋がっていることもありのちにこちらも遊んで見ましたが、こちらも2に負けず劣らずストーリー・音楽・やり込み要素・ゲームシステム等とても良質。
2に登場したキャラも一部登場しますが、こちらはまだみんな若い!!(当たり前ですけど)
グラフィック面に置いてはやはり後に出た2には劣りますが、話と進めながら拠点を作ったり108人の仲間を集めたりと本当に楽しめる要素が多くて寝不足になりそう・・・
気になった所としては2のように108星以外の仲間になるキャラがこちらにはいないのとアビズボアやグリフォンなど珍獣タイプなどの色物がいないのがちと寂しいかな。
同じく2では終盤108星の仲間が死んでしまったりしてしまい戦争のリアルさも伝わってきましたが、こちらは一度死んでしまった仲間が(グレミオなど)レックナートにより復活させてもらったりしてしまい生死の描かれ方がちょっとゲームだなと思えてしまう。
そんなところですかね、全体的には本当に良く出来たRPGだと感じます。ちなみにこちらをクリアしたデータで2を遊ぶと1で自分が名前をつけて分身として活躍した主人公が再び助っ人キャラでパーティに編成することが出来、とても頼りになる存在になるので2も遊ぼうと思っている方はまず1から始められるといいと思います。
原点は1にあり
★★★★★
2をプレイしたくなり、折角なのでストーリーを思い出すつもりで1からリプレイを始めました。
PS2に慣れた目だと最初は「こんなだったっけ」と画面の荒さが気になってしまいましたが、進めていくにつれてストーリーにひきこまれ荒さも気にならなくなっていくのだから不思議です。
今のように凝った演出などある訳ではありませんが、返ってそれがよかったりも。
イベントは短くともその中にキャラ達の悲喜が沢山詰まっているのを感じます。
仲間を集める楽しみ、本拠地が発展していく様、何より切ないストーリーが素敵な今でも大好きな作品だと再認識しました。
エンカウント率が低く、けれどレベル上げはし易い快適な環境も健在ですね。