なぜここまで話を変えるのか
★★☆☆☆
賛否両論あるのかもしれませんがこの巻は19話で台無しにしていると思います
連載からこの作品を追いかけていました。単行本を開いてびっくりしました。
連載時にかろうじて繋がったマサの居場所がすべて奪い取られているんですね。
結果だけをみると起きたことは全く同じです ですがこれはあんまりじゃないかなと
クズ以外の何物でもないままG3を足蹴にしたマサの姿を見て涙を禁じえませんでした。
モーニングと比べるとバーズ自体マイナーな雑誌なので単行本だけでこの作品を読んでいる方も少なくないでしょう
そんな方々に連載時にモモを抱かなかった不器用な理由を知られないまま終わるのは残念だなと思います。
それぐらい、別物なんですよ
プロの仕事とは?
★★★★★
ソリダスワークス時代の太陽と仙水の過去、ソードIVの真相も明らかになる。
マサの離脱により徐々に変わっていくスタジオG3。
プリプロの出来事と仙水の一言で太陽が徐々に戻っていく。
それにより周りの不安と不信…
組織で変化が起きる中、それぞれが迷い決断する姿が読み手にも近い感覚で伝わってきました。
熱血×リアル×センス
★★★★★
ゲームにかぎらず、モノづくりの会社にいると、モノを作るのがそれほど好きではない人が偉くなっちゃったりするのは、けっこうリアルです。
そんなリアルに、大人(こども?)の熱血で立ち向かう、勇者たち。
勇者”たち”としたのは、群像劇だから。
割り切れない思いを抱きながら、勇者たちは締め切り=デッドラインと戦います。
話は変わりますが、この漫画を書いている人もモノを作るのが好きなのだと思う。
赤坂見附近くと思われる皇居のお堀で、仙水が釣りをしているシーンがあるのですが、
このカットは、ほかで見たことない。
たぶん作者のオリジナルだし、ほかの人も真似すると思う。
センスがいいから。
熱血×リアル×センス
すごくおもしろい!!!
やっぱり戦友モノだったわけで
★★★★★
大東京になって新人が出てきて恋愛絡んだりでちょっと誤解した人もいるかもしれません。 しかしトイボックスは男の子のものでこの漫画は太陽と仙水の物語なのです。 新人も無邪気な若さという新たな視点を物語に導入するための狂言廻しに落ち着きそうです。 この作者は恋愛も含めて人間の関係性のすれ違いを書くのが上手い人なのだと思います。 太陽と仙水の過去、ソードIVの真相も明らかになる四巻最終話は特に圧巻です。 詳しくは自分の目で確かめて欲しいですが『僕がこの地位までのぼりつめたのは もういちど 太陽が作ったソードクロニクルを遊ぶためなんですよ』という台詞にあるのはまさに戦友ものと言うにふさわしい男の友情の熱さです。 誤解から遠く離れて立場も違う。しかしいまだ友の復活を願っている。 そして仙水にもその立場を脅かす企みが迫る。
そんな中仙水と太陽が正面から向き合っていたソードIVよりさらに過去の時期の回想で終わる引きといい、四巻は今までで最も高い完成度です!ぜひご覧あれ!