今回は、ラーニングシステムという変わったシステムを採用。レスラーがめったに出さない必殺技を使えるようにするためには、プレイヤーもある程度は努力しなくてはならず、プレイヤーが一定の条件をクリアすると使えるようになるのだ。ほかにも、レスラーがブチキレた場合を再現した「ラッシュモード」がある。これは、攻め込まれていたレスラーが、いきなりキレてダメージが無かったように立ち上がり攻め込んでくる時を表現した状態だ。本作品のラーニングシステムやラッシュモードが、レスラーの人間くささをより感じさせ、しかも愛着が持てるようになっているのがうれしい。(岡田幸司)
進化して退化して結局元サヤにおさまっている。
ゲームとしてみた場合、確かにグラフィックはきれいなのですが、それ以上のものがなく少し物足りない気がします。「ラーニングシステム」といって、選手が戦いながら特定の条件を満たすと新技やとっておきの必殺技を習得できるという機能があるのですが、その条件を満たすのがかなり面倒なので逆に面白味がなくなってしまうのが残念です。
あとコンピューターの攻撃の展開が乏しかったり、相手を倒してしまえば後はストンピングなどで簡単にグロッキーに追い込めるということ等ゲームとしての完成度には疑問点が多々あります。
だから純粋にゲームを楽しみたい人にはちょっとお勧めはできませんが、プロレスファンには試合を自分で組立てていくという楽しさが見出せるのではないでしょうか。
とにかく選手のリアルさは一見の価値アリです。