シャドーイングのトレーニングに興味があり購入しました。類似書が色々ある中で、内容が実用的に思えたので、本書を選びました。無理がないのでストレスを感じることなくトレーニングが進められます。あくまでもシャドーイングのトレーニング入門としてお勧めですので、語彙力やイデエィオム等を鍛えたい方は、別途専用の学習をお勧めします。

英語のシャドーイングのテキストであるはずの本書は、本来である肝心の英文そのものが少なく、シャドーイングの意味のみを冗長に強調しすぎている。
シャドーイング英文の解説も少ない。
英語中程度以上の方には、非常に簡単すぎて、しかも割高と考えます。
ビギナーにも、中身がないのであまりお勧めできない。

英会話の練習でよくシャドーイングって聞くけれど、実際にはどんなふうにやったらいいの？

そんな疑問を持っている人には特にお勧めの本です。

初級者、中級者、上級者、それぞれのシャドーイングをしている様子が、そのままＣＤに録音されているので、初めての人でもシャドーイングのやり方がよく分かります。

第１部で、なぜシャドーイングが英語力を伸ばすのに効果があるのか、科学的に説明しています。

興味直ある方は、その部分を読んでもいいでしょうが実際にシャドーイングの練習で英語力を伸ばしたい人は、その部分は飛ばしちゃって下さい。

第２部の部分からＣＤに録音されていて、順を追ってシャドーイングの実際のやり方がわかります。

シャドーイングの方法を６段階に分け、まずテキストを見ないでシャドーイングの素材を聞いて大まかな内容をつかむリスニング。

次にはテキストを見ないで、流れてくる英語を口の中で呟くように繰り返すマンブリング。

ステップ３では、テキストを見ながら、聞こえてくる音声とほぼ同時に遅れずに音読していくシンクロ・リーディング。

次には、ストレスやリズム、イントネーション、スピード、間などに注意しながら行う。プロソディ・シャドーイング。発音しにくいところ、意味が頭に入ってこないところを中心にシンクロ・リーディングして苦手なところをなくしていきます。

そして最後のステップで、テキストを見ずに、聞こえてくる英語の内容に焦点を当てて行うコンテンツ・シャドーイングです。

これらの様子は、全てＣＤに録音されていますから、このようにやればいいんだなということが具体的に理解できます。

とてもいい本だと思います。

シャドーイングが英語学習にとって有効なのは知っており、今やどの英語学習本でも
｢シャドーイングを実践しましょう！｣と叫ばれるようになった。

しかし、同時通訳の訓練方法に倣ったものというだけあって単調なわりに難しく、その効果についてもいわゆるオーバーラッピング(音声との同時読み)やリピーティング(一文の音声の繰り返し)との違いを理論的に説明できている本もなく、自分は普段の学習にあまり積極的に取り入れることができずにいた。

この本の良さは、他にはないシャドーイングの効果を理論的に説明しようという試みと
実際に付属ＣＤ内で一般の人に対しシャドーイングの仕方を教えて、実際に指導している
様子が含まれていること、挫折しないよう簡単な教材から始まり、細かいステップを
踏んで各単元においてシャドーイングがマスターできるよう方法論を示しているところだと
思う。

玉井先生の執筆されたシャドーイング関係の本ではおそらく最もやさしいバージョンでしょう。始めはサッと見ると、検定教科書のような会話文があり、CDを聴くと音声までも教科書みたいと思って、ガッカリする人がいるかもしれませんが、それは、後半部をやって、シャドーイングが成功したときの喜びをかみしめるための、前座であると思って下さい。

超入門にも、現実の世界で使われている音声、満載です。

シャドーイングの方法も文章で書かれていますが、玉井先生のお声で、講義を受けているように聴きたい方は出版元のコスモピアのホームページに行くと、玉井先生がシャドーイングのやり方を説明している音声ファイルというか、音声を聞くことができます。

慣れるまでが大変でしょうが、一度覚えてしまうと、どんな言語学習にも応用できます。

プロソディーシャドーイングが難しいなら、シンクロリーディングくらいまでを狙うといいと思います。

　日本人が苦手のリスニング力とスピーキング力を着実に伸ばすための本。シャドーイングとは、名前の通り、「影」のようにネイティブの英語を追っていくという学習法。文字を見ないで行う作業なので、視覚に頼れないため、自ずと聴覚に集中することになる。まず「聞く」作業を行い、その直後に聞いた英語を「話す」作業が続く。「読み書き」中心の学習の弱点を補い、リスニングにも重点を置き始めた大学受験やＴＯＥＩＣ対策に打ってつけの一冊。
　やさしい内容から徐々に難易度を上げていき、最終的には映画スターのインタビューという高度な聞き取りにまでいたる。各ユニットには、初級、中級、上級それぞれの人へのアドバイスも載っていて、幅広いレベルの人が独自のやり方で学べるという点もいい。

大学の図書館で借りてまぁ、忙しくないときにやってましたが…。本当に発音がきれいになります。リスニング力があがるのは当然のこと、リーディング能力、ライティング能力もあがりますよ。英語ができないと嘆いている人におすすめです。