話す時の心構え、論理的話し方の「基本」等々、
全般的に初心者向けの内容でした。

図解とともによく整理された内容ですし、
「話し方」を学ぶ際の入門書として活用できると思います。


個人的に琴線に触れたのは、
以下２つの提言でした。

・「要するに何をいいたいのか」を
頭の中で考えながら話す習慣を身につける
・自意識過剰にならないコツは、
相手の評価を気にせず、話したいことに集中すること


なお、プレゼンの仕方や資料作り、報告書／企画書のヒナ型など
少し本流と離れた内容も含まれていました。

話し方だけでなく、聞き方、プレゼンの作りかたまで記載されています。
非常に論理的な構成で分かり易く、類書に見られるような偏った著者の主張
など一切無く、公平な視点でコミュニケーションの在り方を解説しています。
特に、説明が下手な人の気持ちを理解した上で、うまく説明する方法を書い
てあり、非常に親切です。
もっと売れて良い本であり、常に身近に置いて何度も読むべき本です。