ユリイカ 2017年9月号 特集=ジム・ジャームッシュ ―『ストレンジャー・ザン・パラダイス』から『パターソン』『ギミー・デンジャー』へ―あるいはイギー・ポップ&ザ・ストゥージズ
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ジム・ジャームッシュ最新作「パターソン」「ギミー・デンジャー」連続公開決定。
新作『パターソン』(8/26公開)『ギミー・デンジャー』(9/2公開)2作連公開!
『ストレンジャー・ザン・パラダイス』『ミステリー・トレイン』『コーヒー&シガレッツ』など、
数々の名作を撮ってきた、インディペンデント映画最大の巨匠の営為を総覧する。
■私が出会った人々*21
故旧哀傷・白井健三郎 / 中村稔
■詩
港/月光/気球 / 大崎清夏
特集*ジム・ジャームッシュ――『ストレンジャー・ザン・パラダイス』から『パターソン』『ギミー・デンジャー』へ…あるいはイギー・ポップ&ザ・ストゥージズ
■『パターソン』──つねに新しい日常
愛すべき詩/映画という表現――『パターソン』インタビュー / ジム・ジャームッシュ(取材・構成=佐藤久理子)
〈生〉の美しい物語 / アダム・ドライバー( 取材・構成=猿渡由紀)
日常の詩、奇跡のような映画――『ミステリー・トレイン』から『パターソン』へ / 永瀬正敏(聞き手=上原輝樹)
詩人が映画 / 湯浅学
There's a riot goin' on / 樋口泰人
映画の欲望 / 浅井一仁
ジム・ジャームッシュの反知性主義 / 佐々木敦
パターソンの一週間をめぐる / 篠儀直子
J・Jの詩学――ここからここへ(『パターソン』→『デッドマン』→『パターソン』) / 堀内正規
■『ギミー・デンジャー』、あるいはイギー・ポップの知性
Lust For Life: Iggy's Savage Mind / 鋤田正義(図版構成=羽良多平吉)
時代のうねりの起こる場所――イギー/ジャームッシュを撮る / 鋤田正義(聞き手=編集部)
ストゥージズへのラブレター――『ギミー・デンジャー』インタビュー / ジム・ジャームッシュ(取材・構成=佐藤久理子)
『ギミー・デンジャー』――共鳴伝導体を通じて響き合う、ふたりのジム / 上原輝樹
俺たちは共産主義者だ――『ギミー・デンジャー』 / 森元斎
(ジャームッシュ)映画にとって音楽(家の身体)とはなにか / 松村正人
■未邦訳エッセイ
ジャームッシュの「罪な愉しみ【ギルティー・プレジャー】」 / ジム・ジャームッシュ(訳=安田和弘)
■対談
ユースカルチャーとしてのジャームッシュ / 伊賀大介+村上虹郎
■よそ者の世界で
JJを探して / 宮崎大祐
「孤独な場所」から「悲しく、美しい世界」へ――ジム・ジャームッシュの初期三作品におけるアウトサイダーたちについて / 川﨑佳哉
すべての荒廃の後で――アクロン、メンフィス、デトロイト、そしてパターソン / 高村峰生
Mystery Train to Your Skull――催眠とループ、ジム・ジャームッシュとアメリカ音楽 / 齊藤弘平
ミニシアター時代を生きぬいたジャームッシュのオムニバス感覚 / 大森さわこ
豊かな無表情――コメディ映画としての『ブロークン・フラワーズ』 / 長谷川町蔵
ヴァンパイアの憂鬱にみる作者性と匿名性の美学――『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』 / 中川千帆
■資料
ジム・ジャームッシュ フィルモグラフィ / 冨塚亮平
■今月の作品
草野青人・淡雪恵理佳・氏家忍・氏原えり・岩倉文也
選=三角みづ紀
■われ発見せり
韓国ヒップホップの楽しみ方 鳥居咲子
書容設計 editorial design = 羽良多平吉+えほんごラボ heiQuiti HARATA @ EDiX with EHONGO Lab.