紙面は見やすく、図もきれいで　読みやすい。
演習問題も多いので、試験勉強などに便利がいい。

教科書に使う場合は、全体の構成はいいが、
細かい部分でまとまりが悪く、使い難い。
式の説明についても、展開が唐突すぎて分かりにくい。

そもそも構成自体が電気学会の「基礎電磁気学」にそっくりである。
しかし、細かい説明が抜けているため、判り難くなっているようだ。

演習問題についても、レベル的には良い問題が多いが、
本文での説明が不足しているので
判っている人で無いと、難しいと感じる問題となっている点が残念である。

「基礎電磁気学」似たような問題が出ており、
こちらの方が説明が詳しい場合が多い。

ネタ本に無い新しい事柄の説明もあるが、その説明の必要性を感じさせるまで、
本文で詳しく説明していないので、準備不足で、消化不良な感じである。

なんか、旨く表現できないが、「電磁気に対しての愛が足りない」気がする。
見れば見る程、ネタ本に似ているのだがネタ本には愛があった。

教科書としては、おすすめできない。