インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

汗出せ、知恵出せ、もっと働け!―講演録ベストセレクション

価格: ¥1,300
カテゴリ: 単行本
ブランド: 文藝春秋
Amazon.co.jpで確認
一時期傾倒しました。 ★★★★☆
一人気を吐いて強力に会社、ひいては社会を引っ張っている感じの経営者でした。ぜんぜん甘いことは言わないし、本当に徹底した合理主義でありながら、ヒューマンなところもある。読んでいて気持ちいいが、ドキッとさせられることもある。少し傾いた感のあった会社を立て直した立役者なのでしょう。
感銘を受けました ★★★★★
全11の講演録から構成されている。
各講演のテーマは様々であるが、全ての講演に一貫していることは「人間とは何か」、「日本の今とこれから」という点である。丹羽氏自身かなりの読書家であるとのことだが、読書により培われた豊富な知識が伊藤忠商事での経験により「知恵」になっているのだろうと想像できる。
近年稀に見る見識の高さ ★★★★★
講演の中で一番印象に残ったのは、中央大学での講演。その中で丹羽さんが、学生に是非読んで欲しいと紹介する本が三冊ある。

それは、モンテーニュ「エセー」・アレクシスカレル「人間この未知なるもの」・「貞観政要」だ。このチョイスに感銘を受けた。いずれ劣らぬ名著だが、簡単に読み飛ばせるような本ではない。いずれも人間とはいかなるものであるかを、徹底的に思索しぬいた思想的代表作である。

私は、丹羽さんが推薦しているということを知って、この三つの著書を座右の書にした。いずれも良書である。熟読玩味していきたい。
広い層に参考になる内容 ★★★★★
「人は仕事で磨かれる」で丹羽氏のファンになったことから本書を購入した経緯。

本来、私は講演録と対談録は手抜きの印象を持っており、あまり期待を持たずに読むのだが、本書に収められている11の各講演の内容には最低1か所は「なるほど」と頷く点があった。

内容をみると、働くとはどういうことか、といった若者へのメッセージに近いものがある一方で、コーポレートガバナンス等経営に関するものもあるため、社会人やその予備軍等幅広い層に参考になる。

特に各講演の中には、(テーマに関する)核となる言葉があって、それが心に強く響く印象を持った。こうした人の心に響く言葉を使うことができるのは、企業のトップとしての実績と自信があるからに違いない。

氏は揺るぎ無い信念を持ちつつも、新しいものは積極的に採りいれていくといった現代人に最も求められる要素を有した人物であるため、ぜひお薦めします。
人の強さというもの ★★★★★
 休日に読んだ。

 総合商社の会長が書いた本だということで「どうやったら儲かるか」「経営者としてどうあるべきか」という様な目的で読まれた方は 若干あてが外れるのではないかと思う。この本で著者が言っている事は 事例こそビジネス関係が多いが 徹頭徹尾「人間とは何か」ということであるからだ。

 事例がビジネスであることも商社の会長だからではない。仕事というものは そもそも全人格なものであるからであり 「人間とは何か」というテーマには格好の題材だからである。
人が仕事をするにおいて その人の「人」というものがはっきり出てくる。表面を取り繕ったりしても 必ず そんな「お化粧」ははげて その人の「素顔」は見えてくるものだ。それほど 仕事というものは 人間臭いし ある意味で「怖ろしい」ものだ。
そんな「仕事」に対して 著者は「汗出せ 知恵出せ もっと働け」と言っている。それは仕事こそが その人を磨くと 著者が強く確信しているからだ。

 この本を読んでいると丹羽という方の本質が「陽気なアジテーター」であるということが良く分かる。僕の狭い読書体験から見て 現代の「陽気なアジテーター」と呼べる人は 「ウェブ進化論」の梅田望夫と この丹羽宇一郎という方だと思っている。

 アジテーターとは 自分の考えを強く信じて 強く訴える人である。もちろん 人間は誰しも自分を信じて 自分の考えを言う動物だが それがどこまで「強く」あることが出来るかがその人の強さだ。
 著者は「強くなければ優しくなれない」とアジテートしている。その「強さ」とは 腕力でも財力でもない。自分を信じる「強さ」こそが それである。