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バロックから初期古典派までの音楽の奏法―当時の演奏習慣を知り、正しい解釈をするために

価格: ¥6,090
カテゴリ: 単行本
ブランド: 音楽之友社
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日本語で書かれた唯一の古楽奏法 ★★★★★
現在では国際的な演奏活動を行っている日本人のピリオド楽器奏者も数多いが、この時代の音楽についての具体的な演奏方法、演奏習慣、装飾音、ピッチから音律に至るまでを体系的に網羅した日本語による研究書はこれが殆ど唯一のものだ。

特にバロック時代の装飾音は音楽表現にとって欠かすことができない重要なエレメントであり、またこの時代の特徴的な習慣だった即興演奏において装飾の良い趣味を養うことは優れた演奏家のたしなみでもあった。しかしそこには非常に煩雑で、しかも地方によって異なるルールが存在する。それについて本書では実践的な演奏方法を豊富な用例を引いて、簡潔で解り易く説明しているので専門書でありながらアマチュアの古楽愛好家にも気軽に利用できるというメリットがある。

後半では当時の音律に関する概説や伝統的な調律方法とその変遷、そして通奏低音奏法とそれを使った伴奏法やカデンツァ、さらには即興演奏についてもその理論と実例を挙げながらどのような方法が望ましいかが詳述されている。
古楽奏法の基本資料 ★★★★★
楽譜から音楽的な意味づけを読み取るにはプロのレッスンを受けなければいけないでしょうが、まずは楽譜の基本的解釈をする必要があります。「古楽の演奏は原典にあたって研究してください」というのが正論だと思います。しかし、アマチュアには原典に接する機会すらありませんし、300年前の各種ヨーロッパ言語を読みこなす能力を持った人はそんなに多くはないでしょう。そんなとき、この本があれば助かります。内容が項目ごとに非常によく整理されていて、しかも様々な考え方がある場合には偏らずに書いてある点が優れています。読み通しても面白いし、楽譜を調べるときに辞書のように使っても非常に役立つと思います。