・・・酵素とは？・・・
酵素は食べたものを消化吸収するばかりでなく、息をしたり、筋肉を動かしたりと生命活動に関与しています。

酵素の構造を簡単に言えば、ミネラルの周りにたんぱく質が巻き付いたものです。
中心になるミネラルの種類やたんぱく質の巻き付き方によって様々な種類があります。
今発見されている酵素は約3000種で、今後も新しい酵素がどんどん発見されていくでしょう。

ただし、酵素には「熱に弱い」という特徴があります。
一般に酵素が耐えられる温度は50℃くらいから70℃くらいまでとされており、加熱されるとたんぱくが変成して、酵素でなくなってしまいます。
このため、普段の食生活において、加熱したものばかり食べず、酵素の入っている食品を摂るように心がけなければなりません。

・・・麹菌とは？・・・
麹菌は実は「カビ（糸状菌）」の一種で、麹カビとも呼ばれています。
悪いイメージのあるカビですが、私たちの役に立つカビもたくさん！
麹菌をはじめ、パンやビールを作る「酵母（イースト）菌」、納豆菌、乳酸菌、お酢を作る酢酸菌（細菌の仲間）。
発酵食品は、この三大微生物によって作られているのです。

また、麹菌は酵素の生産力がずば抜けて高く、「酵素の宝庫」とも呼ばれています。
私たちが何気なく食べているみそ、しょうゆ、みりんも、人工では作れない複雑な旨味を作りだす麹菌のおかげ。
麹菌は、健康維持に欠かせないビタミン類も発酵の過程で作りだします。

●麹が食材を発酵させる過程で、たんぱく質をアミノ酸に、でんぷんをブドウ糖に分解！
　おいしく、消化吸収しやすい形にし、栄養吸収率を上げてくれます。