グレイゾーン、ボーダーラインの続編です。元キャリアの亜久利(攻)はかつての事件【ボーダーライン参照】の元凶のドラッグを追いかけている。主人公のキャリア警察官で、芯の強い譲(受)はその事件に関わって亜久利を求める…。主人公の譲はグレイゾーンからだいぶ男らしくなり、迷いながらも亜久利を求める強さのままに走る姿にキュンとしました。いいぞ!主人公はこうでなくちゃ!でも私のツボはドラッグを手に、人を人とも思わず、ただ己の楽しみだけに貪欲なエイ!純粋な狂気は美しい!!譲の憎しみを込めた視線を快楽に感じ、亜久利の絶望に華やかに笑う貴方にはゾクッとキました〜。ドSだわ!壊れた人格のキャラ萌えです。亜久利×譲しかエッチはありませんが、亜久利の「俺が譲を汚したと言いたいのか」に、「うん。少なくとも、ぼくが汚す前に、ネ…」に萌え〜(泣)妄想しまくりでした!エイ×譲、私のドツボ!作者様、邪道なファンで申し訳ない!!キャラが個性しっかりでクリアに分かりやすいからこそこんな妄想ができるのですが…(笑)

ハードボイルド・ボーイズラブ健在!!
ハードカバーと2段組も健在!!←個人的に気に入っている要素なんだけどな…
3冊目ということで内容も今までよりも一層濃いものになっていました。
読了後の爽快感も一冊ごとに大きくなっていっている気がします。

今回は譲クンのお兄さんや、恋のライバル（？）の泣きボクロ美人が登場したりで中々賑やかな雰囲気でした。
相変わらずエイ君はエイ君でしたけれども、彼にも少し変化が出てきたようですし、由利さんの愛する人の影もちらほら出てきて、由利さんに関してはせつなさが倍増でした。
みんなが幸せになればいいなと思わずにはいられない、続きが気になる作品でした。