名盤です
★★★★★
ちょっと前に、How Beautifulが有名になって、その後のアルバムは、よりメジャー感が増していて、それはそれで好きなのですが、純粋に曲の質で見た場合は、このアルバムが頂点なのではと思います。
バックのアレンジが秀逸。すばらしいです。
年を経るごとに歌がうまくなる
★★★★★
ファンタジア、サーファーガールなど何度聞いても新鮮さを保ってくれる。オリジナル曲もどんどん出して欲しいが、彼女らしさを本当に引き出してくれる作詞家や作曲家が、今の日本にはいないかもしれない。誰か心当たりはありませんか。
良かったけど、あともうちょっと・・・
★★★★☆
私は80年代のシティポップスが好きです。
レビューで興味を持って土岐さんを初めてききました。
何となくフワフワした、可愛いポップスが詰まってます。
とても聞きやすく85%位キャッチーです。
彼女の歌声は表情豊かでコケティシュな魅力ありますね。マナさんに一寸似てるかな。
確かにその頃のサウンドを感じられますが、おしゃれさが全体のイメージですね。ひと昔前の渋谷系にも通じるような。
85%の理由として、6曲目と11曲目だけが耳に合いませんでした。クラブ系の洋楽的で、ダークな印象の6曲目。11曲目は古い歌謡曲の「カモナマイハウス」ですから、他の曲たちとは全然違う雰囲気で浮いてるような印象なのです。曲そのものはこの二曲とも見事に歌いこなしているし、クオリティー高いと思います。ただ、雰囲気が違い過ぎるので、別のテーマのアルバムで入れれば良かったのに、と思いました。あえて注文をつけるなら、ベタな生ストリングスや昔風のエレキギターカッティングが入っていれば最高だったでしょう。
二曲目のサビの「風雲 抱いて・・・」ってサビが英語にきこえて面白い、耳に残ります。
斉藤由貴の「青空のかけら」のカバー、好きな曲だったので嬉しいです。原曲のアレンジや歌い方の良さを残した秀逸なカバーと感じました。
GROOVIN'☆
★★★★★
「モンスターを飼い馴らせ」からラストの「COME ON A MY HOUSE」まで
派手さはないんだけれど、ポップでカラフル
耳馴染みが良くあっさり聴けてしまうのに奥が深い
「ファンタジア 」「眠れる森のただの女」のように切ないのエッセンスを感じるものもあれば、
「モンスターを飼い馴らせ」「サーファー・ガール」のようなドライブミュージックもお手の物
詞のチョイスも絶妙にお上手な感じに洒落ていて、
心地よさを増幅させている気がします
最新作「TOUCH」はもちろんのことなのですが、
こちらの作品も素晴らしい1枚になっています
先達への敬意
★★★★★
前作(?)、Debutが、部屋でBGMとしてかけると気持ちのよい良い音だったのとは一転、今作はヘッドフォンで聴き込むのにも適した音になっています。
今作には、狙ったのかどうかはわかりませんが、先輩シンガーへの敬意を強く感じます。
カバー曲を入れている江利チエミさんは言うまでもなく、Tr2、8は松任谷由実さん、Tr3、7は竹内まりやさん、Tr5はEPOさんを彷彿とさせる内容です。
しかし、それらの曲を飽くまで土岐麻子さん自身の色で歌っていることで、単なる雰囲気の流用にとどまらない、正に「土岐麻子流シティポップ」が形成されていることには感服するしかありません。
他にも土岐麻子さんの陽気なイメージをそのまま表したようなTr1、ダンボの「Baby mine」に近い雰囲気を持つTr10、toeによるあまりにマニアックなTr6など、バラエティに富んだアルバムです。
前作の「ロマンティック」の様なキラーチューンはありませんが、アルバム全体のレベルは確実に上がっています。
主なリスナーであろう20代の方だけでなく、シティポップ直撃世代の方にも聴いて欲しいアルバムです。