大人の科学10 弓曳童子
価格: ¥10,584
対象性別 :男女共用
大人はもちろん、子供も楽しめる実験シリーズ「大人の科学」に、からくり人形の第2弾「弓曳童子」が登場。その名のとおり、弓を射るからくり人形だが、単に射るだけでなく、人形自身が矢を取り連射するという精巧なものだ。
「弓曳童子」は江戸時代末期に京都に機巧堂という店を構えていた、稀代の機械技術者「田中久重」の作品と言われているもので、ゼンマイと歯車、カムの組み合わせだけで一連の動作を滑らかに行うことができる。なお、彼は明治時代に入ってから「東芝」の前身「田中製造所」を設立した人物でもある。また、今回は江戸時代から続くからくり人形師、玉屋庄兵衛氏が監修。
組立てに必要な時間は4時間~6時間と多少かかるが、その分長く組み立てを楽しめることになる。同梱されているのは組立てキットに着物や弓などの小物、A5判のマニュアルなどで、特別な道具がなくても作成できるようになっている。この「電力のいらないロボット」で、ものの動く仕組みを学んでみよう。(三井貴美子)