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Brahms: The Complete Symphonies / Karajan, Berlin PO

価格: ¥1,571
カテゴリ: CD
ブランド: Deutsche Grammophon
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非常に完成度の高い演奏 ★★★★★
カラヤンの1970年代のいわゆる絶頂期の録音です。前回の1960年代の録音は非常に重厚でドイツ的な演奏でした。このアルバムでは録音会場が前回のベルリン・イエス・キリスト教会から、ベルリン・フィルハーモニーにうつり、音に奥行きができています。演奏の面でも、1987年、1988年の有名なカラヤンの最晩年の録音のような、粘着質のある印象は受けません。一番、さらっとした演奏でしょう。特に交響曲第2番の、まるで谷底から雲が湧き上がってくるような幻想的な演奏はカラヤンとベルリン・フィルだからこそできると思います。
70年代カラヤンの指針 ★★★★☆
やはり70年代のカラヤンはオーケストラと共に、勢いがあります。1番は全体にわたり重厚且勢いがあり一楽章などのおおらかな感じはほかの指揮者ではちょっとありえない演奏です。カラヤンの一番に対する思いがひしひしと伝わってきて、BPOとの信頼関係の厚さから来るファクターもこの演奏の完成度に一役買っておられると確信しています。二番は全体を通して、厳格で、四楽章のフィナーレの間の取り方はさすがカラヤンと叫びたくなります。3番も同じような事が言え、名演ですが、4番は違和感があります。どことなく、硬く聴こえます。カラヤン自身も4番は得意ではないような感じで述べられておられるので、少し、判るような気がします。カラヤンの演奏は、一貫性がありベルリンフィルとの意気投合というか格闘がすべての交響曲に通じて本当に凄いです。録音もアナログをある意味極めている重厚な音に録れています。