人気写真家の大2弾小説。
結構描写がエロくて気に入った。
亡くなった彼の墓前で自慰をさせられる女性の話。
など発想も面白い。

「おしゃれな官能小説」とあるけれど、
”おしゃれ”っていうと、やっぱり職業が
スタイリストだったり、デザイナーだったり･･･。
80年代から変わってないなぁ。って、ちょっと陳腐な印象を受けた。

羅列されている言葉が、回りくどくて、
上質な言葉を並べりゃ、高品質な作品が出来るもんでもないんだな。

大人の恋模様、都市生活。
洗練された言葉で作品に仕上げる片岡義男はやはり格別。

この「ドライブ」という作品を読んで一番の感想は、
片岡義男のすごさを再確認したことです。