生物は苦手だったけれど、進化論の基本だけでも分かるようになりたいと思い、読んでみました。進化論というものがどういうものなのか、基本は押さえられた気がします。
数か所、私には難しくて理解できない理論も出てきましたが、それでも全体の９割は理解できたと思います。
思わずニヤけてしまうようなギャグもちりばめられていて、マンガとしても質が高いです。
数時間で進化論の基礎を学べるとは思いませんでした。すごく得した気がします。残念なのは、自分が中高生のころに、この本に出会えなかったことだけです。

内容がすごいので感心した。

普通このようなマンガは情報量が少なく、簡単にしたつもりの説明がかえってわかりにくくなってしまうことが多いが…このマンガは典型的な進化論のテキストよりもウンチクが多く、難しいコンセプトもマンガをうまく利用して説明している。

イラストも工夫してあり、マンガを読むように読み飛ばしてしまうにはもったいないような図も色々とあった。

言葉が要らないくらい出来が良い本です。
まず、読みましょう！

色々なトピックがわかりやすく説明されている希少なマンガです。

この本は生物学の柱の一つとなっているダーウィンの「種の起源」を簡単に説明し、現代のトピックも含めて楽しく進化論の基礎を身につけてくれます。次の科学・ビジネス革命のバイオテクノロジーや環境問題が大事な現在、知識を身につけるいいときだと思う。マンガは読みやすいし、図もよくできている。

それにしても、よく調べられている。マンガなのに多くの参考書より内容が詰まっている。前半は歴史的なことに集中してあり、科学的なトピックが多くなる後半では内容がかなり濃くなる。でも生物学や進化論について知りたい人には大変お得な本だと思う。

いわゆる科学学習マンガです。
書かれている内容は、同位体元素による年代測定や、メンデルの法則など、ちょっと高度なものもあります。科学に興味を持っている中学生にはちょうどいい難易度だと思います。もちろん、大人が読んでも面白いです。子供のころ、学習マンガを読んで育った人には、擬人化をフルに使った表現は懐かしく感じるでしょう。ＤＮＡが丁寧に折りたたまれている様子など、図や表にもいいものがあります。
そして、学校の授業ではほとんど教えないことですが、進化論がもたらした社会的影響や、人間の想像力を大きく広げた「考える道具」としての意味合いについても、この本を通じて多くの人に知ってほしいと思います。