北川達夫氏の説は非常に説得力と信憑性があるため、子供の読解教材として購入しました。
日本の小学校の国語教科書に比べ、はるかに優れていると思います。読んで設問に答えていくことで、考える力の基礎が身につくような構成になっています。
日本の小学校低学年の国語教科書は、絵本のようなレベルの低さで、しかもきちんと考えさせるような構成にはなっていませんので、家庭学習でこのフィンランド読解教科書を使うことで、かなり欧米式の読解力の基礎はつくと思います。（ちなみに私の子供たちはハーフのため、欧米式の読解力が必要です）
ただ、この教科書は低学年（おそらく１〜３年生）を対象にしているわりには、最初から漢字が普通に使われていますので、1年生には少しハードルは高いかもしれません。でも、きちんとふりがながついていますので、無理というわけではなく、考えようによっては、このくらい普通に漢字を使ってくれていたほうが、読みなれていいかもしれません。
フィンランドの読解教科書の翻訳ではありますが、フィンランド式に限らず、欧米式としてとらえられるとわかりやすいと思います。