小学校3年の息子と少しずつ読んでいます
★★★★☆
フィンランドの教育方法が最近採り上げられることが多くなりました。
そこでちょうど3年の息子がいるのでこの本を買ってみました。
国語の教科書、ということですが、日本の小学校の国語の教科書とは全くイメージが違います。
教科書を日本語訳したものなので、教室で、先生と複数の生徒たちがら話し合ったり意見を言い合ったりするように作られている本ですので、家庭で子どもだけにこの本を渡して読ませるだけなら買わない方がいいと思います。
少なくとも子どもとその両親のいずれか、できれば両親揃って3人(兄弟がいるのならさらに一緒に参加させたらなおさら良さそうです)で、いろんなことを話し合いながら読み進めていくべきテキストだと思いました。
挿絵も可愛らしく、本当に小学校3年生くらいならちょうど良いかなと感じました。
読ませるテキストではなくて、考えさせる、自分の意見をまとめさせる力を養うテキストです。
だからこそ、自分以外の人の意見に耳を傾けたりすることがとても重要なので、やはり学校のようなところで使ってもらったらとてもよいテキストではないかなあと思います。
家庭では読むだけで終わってしまわないように、親がしっかり力と手を貸しながら読み進めていくことで、子どもにとって役立つテキストになり、活用できると思います。