とても爽やかな演奏で、最近流行のお二方（国内の）とはだいぶ違った音色です。
これはこれで面白く心地のよい音だと思います。
が、ジャズを長年聞かれている方には「何か物足りなさ」を感じるのではないかと思います。
音は綺麗だし、テクニックもあるけどバップ独特の「いやみ」がまったく感じられず爽やかでストレートすぎる演奏です。

バップにとらわれずフュージョンなんかやると面白いんじゃないかと思います。
正直なところ「朝日のようにさわやかに」は爽やかにしすぎて気色悪さを感じてしまいました。

音色の系統は小林香織さんかなと思いますが、音楽そのものは矢野沙織さんと同じくthe　jazzになると思います。

ただ、矢野沙織さんのような濃く、色気漂う艶美な大人の音色（彼女自体は若いのですが）とは異なり、
純粋無垢な元気なお嬢さんのような音色に感じとれます。

ここからどう変わっていくか楽しみです。

名古屋付近で活躍されていて結構話題になっていた彼女です
ＣＤデビューでいつでも演奏が聴くことができてうれしいです！！
デビュー前からライブハウスで演奏を聞いていましたが、ＪＡＺＺ　ＳＡＸとしてとても聞きやすいです。
これからが楽しみなアーティストです。

若いいろいろな女性SAX奏者がデビューしている昨今、個性豊かな演奏が多い中　スタンダードなJAZZ　SAXで非常に安心て聴けますね。模範的演奏、フレーズ、将来楽しみです。中島美嘉のオリオンを入れるあたりが、かわいらしさがありすごくいい、6曲目は、矢野沙織の最新アルバムでも演奏されていて、両者聴き比べ演奏者なりの味付け、解釈の違いがありJAZZの奥深さを感じますね。次回作も楽しみです。音色もJAZZ　SAXらしい音で、アートペッパーを思わせる、細かいニュアンスが、よかったです。JAZZ　SAXをはじめる方は、1枚もっていて損しの傑作ですよ。

若手・新人という言葉をきくと、私は引いてしまうのですが、
そんなことをまったく感じさせない演奏です。
リラックスして最後まで聴かせていただきました。

6曲目のThe Kicker,10曲目のDel Sasserほかのミュージシャンも
よくライブで演奏しますが、なかなか良いんじゃないかと思います。