大人から子どもまで
★★★★★
商店街の描写、なつかしいにおいがします。おじいさんのもつムードもいいですね。好きです。 現代の兄さんと、過去の兄さんのギャップは、この物語の牽引力でもあります。
前作の「虹色ほたる」とはまた違ったタイムスリップものだが、非科学的なわりに説得力のある説明や、現代につながる過去のさまざまなシチュエーションなど、読むほどに入り込んでいくのが楽しいです。
はじめは子どもに買ってあげた本だけど、いつの間にか、大人の方が夢中になっています。というよりは、この本の良さはある程度の年齢の人の方が、楽しめるところだと思います。