まず、絵が良い。
ほのぼのとさせる。
リアルな「熊」にはほど遠いが、くま君の動きなど
描かれている部分に嘘臭さは感じられない。
そして、挿入されている言葉がまた良い。
歯切れ良く、見開き1ページにつき一文。
子供は、次々変わる絵と、その文章のわかりやすい展開
に、夢中になる。
お風呂にいっしょに入り、「いーち、にー」と、数を数える
シーンがある。
我が子が初めて、絵本を読んでいて一緒に声を合わせて
「いーにー」と言い始めたときは、感動ものでした。
文章に書くとなんのへんてつもない物語ですが、1ページの文字数も少なく、本には1歳半からと書いてありますが、早いお子さんなら1歳のお子さんからでも楽しめるような気がします。
絵は、色鉛筆で書かれたようなとても優しいタッチの絵です。
お風呂嫌いなら、なおさら、お風呂好きなお子さんにもおすすめの1冊です。