コンパクトな新書に、ハーレーダビッドソン（どうして、ハーレー━ダビッドソンと表記しないのだろうか）の歴史、メカニズム、我が国の受容史、各モデルの説明などが的確にまとめられている。
著者が根っからの「ハーレーおやじ」じゃないのが、この本を成功させているのかもしれない。お買い得の一冊といっていい。

よくあるような過去の雑誌から試乗インプレッションを集めたものではなく、ハーレーの歴史や各モデルの紹介と、エンジン等のメカニズムについて丁寧に解説されています。
筆者はオフロード雑誌のガルル編集長だったので、なぜハーレーの本を書いたのだろうか不思議だったが、後書きを読むとハーレーに対する思いが語れていました。
本編では坦々と事実を書いているようだが、その背景にハーレーに対する愛情があるんだなぁと好印象です。