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ショスタコーヴィチ:チェロ協奏曲第1番&第2番

価格: ¥1,600
カテゴリ: CD
ブランド: ユニバーサル ミュージック クラシック
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骨太 ★★★★★
マイスキーのチェロは、何と骨太で、表情が豊かなんでしょう。
トーマスの指揮は、少し軽妙ですが曖昧さが無く、やはり骨太という言葉で形容するのが適当です。

ショスタコービッチのチェロ協奏曲第1番では、第1楽章の長大で荒々しい、独奏に近いチェロが聴き所です。
これをマイスキーは、やや速めのテンポで、迫真のチェロを聴かせてくれ、トーマス指揮ロンドンフィルのサポートも、正確無比です。

この部分には、深く聴き惚れてしまいます。
第2楽章以降は、マイスキーのチェロは、表情豊かに歌います。

協奏曲第2番は、第1楽章は囁く様に、ゆったりと始まり、第2楽章、第3楽章と順にクレッシェンドしてゆきます。
つまり、曲全体が、全楽章を通してポコ・ア・ポコなのですが、オーケストラもチェロも、哲学的ですらあります。

第2番は当初、チェロもトーマスの指揮も、深く苦悩している様でもあるのですが、楽章が進むにつれて段々と表情が変化し、
瞑想を通り抜け、苦悩を乗り越えた様な包容感を放散する様になります。

やや地味な協奏曲第2番ですが、チェロとオーケストラの一体感が素晴らしく、十二分の聴き応えがあります。
資料によると、第1番の初演は1959年、第2番のそれは1966年となっています。

重厚なチェロ、洗練された伴奏 ★★★★★
この2曲はとにかく、チェロが慟哭しないことにはその魅力を引き出せません。ほとんどの同曲の録音ではチェロ独奏の音量が乏しく、退屈な音楽になってしまっています。
しかしここで聴くマイスキーのチェロの音は太く、深く歌っています。チェロが伸びやかに歌おうとすればするほど、弁証法的にショスタコーヴィチの苦悩が浮き彫りになります。
T・トーマス/ロンドン響による伴奏は鋭利で、その現代的な洗練されたセンスが光ります。

これまでこの2曲のディスクにいまいちピンとこなかった方にお薦めします。