画集のような絵本です
★★★★★
ネコちゃん大好きなあなたに、お薦めしたい「ハーニャの庭で」。
ネコのハーニャがすんでいる山のとちゅうの小さな家の小さな庭。
小さな畑と、小さな池があって、実のなる木がはえています。
庭には小さないきものが、たくさんすんでいます。
その庭を舞台に、四季折々の季節の移り変わりが愛情込めて描かれていて、
画集のように眺めていたい絵本です。
おとなのあなたのお気に入りになりますように♪
ハーニャの庭で
★★★★☆
五歳の娘が、どいかやさんの絵本が大好きなので購入しました。
寝る前、毎日のように読んであげています。
絵がとてもきれいで、お話もすてきです。
私も気に入っていますが、珍しく夫にも好評でした。
大人の人でも
★★★★☆
4歳の娘の誕生日プレゼントにと購入しました。
絵本は図書館で借りてたくさん読んでいるのですが、絵がきれいなものや何度も読み返したいものを買うようにしています。
「どい かや」さんの絵本は絵がかわいらしく、お話も分かりやすいので娘もお気に入りです。
この本は特によく描き込まれていて、小さく隠れている動物達を探したりするのでじっくり読めます。
庭の中の生き物や自然の移ろいが感じられる素敵な絵本だと思います。
本の綴じ方が…
★★★★☆
どいかやさんの本は数冊持っていますが、どの作品も色使いやタッチがやさしく、
登場する生き物も可愛く、ホンワカと癒されます。
本書『ハーニャの庭で』は眺めているだけで森林浴をしたような気分になります。
いつか、どいかやさんの作品の原画を見ることができたら…と思いますが、
本書では特にそう思いました。
というのは、ページの真ん中部分(綴じてある部分)に隠れて
絵の中央部分が見えないからです。
真ん中で綴じるのではなく片方で綴じる形の絵本なら
絵の全体を見ることが出来たのでは…?
本当は☆5つなんですが、そこが残念で4つです。
ハーニャの庭のできごと、12ヵ月
★★★★★
ちいさな庭で、めぐる季節の静かないとなみ。
ねこのハーニャが住むちいさな家のちいさな庭で、必然ともいえる
命のいとなみが、実にていねいに描きこまれていきます。
美しいパステル画が、目も心も和ませてくれます。
必要不可欠な分量の、添え書きみたいな文章が、絵を引き立て、
絵に引き立てられる。ほんの短い文に書かれたことが、そのまま絵のなかに
存在しています。
どんなにちいさな生きものも、できごとも。
雪の上のあしあと、てんとうむし、つぐみ、みみず、桜の芽、蝶に蜂、夏みかんの
収穫……全て、書いては読むかたの楽しみがなくなりますね。
わたしの家、わたしの庭。でも、「山のとちゅうのちいさな家」の庭は、
ちいさなちいさな生きものたちとともになりたっています。
ともに生きるということを、ハーニャのおかあさんはやさしい言葉で伝えています。
穏やかなのに、それぞれの命のいとなみがきっぱりと描かれている秀作です。