次第に家の中いっぱいに増えていくお皿。
使えるお皿がなくなり,花瓶や灰皿や石けん入れなどもお皿にしてしまうあたり,「うぇ~」という感じでかなりのインパクトがあります。
いったいどうなるの・・・と気になってきます。
一読しただけでは,子供向けの
「だから,こうならないために・・・」という話にみえます。
しかし,これには大人向けのメッセージも込められているように感じるのです。
つまり,
「大人が,子供の失敗を雨のように流し消して上げるのは,最後の最後にするべきなのだ」
というものです。
ここが,昔の作品ながら復刊した力の源!なんだと思います。
いいものは,時間が経ってもやっぱりいいのです。