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ぎゅっとずっと抱きしめて (幻冬舎ルチル文庫)

価格: ¥560
カテゴリ: 文庫
ブランド: 幻冬舎コミックス
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単純だからこそぐっと読者の気持ちに寄りそうものがある ★★★★☆

ぬくもりは欲しいけれどそこに確固たる何かを求めているわけじゃない。
すっかり冷めてしまっているけどそこが人気の秘密である玲と、イロコイには全く免疫がない真面目な孝一。
冷めた玲が孝一を構うことで次第に人間らしい普通の感情を持ち合わせるようになる姿が切な可愛い。

もっと甘く抱きよせて (幻冬舎ルチル文庫)では孝一に愛されて居場所を得た自分の居場所に自信のある玲が脇キャラ登場するけれど、そんな生きていることに強い玲を育てたのは孝一の表裏のないまごころと素朴さ。
それが一文章ごとにひしひしと伝わってくる文面と内容だった。

決して中身が濃いわけじゃないし、二人の関係が複雑になるわけでもない。
疑似恋愛に特化したストーリーだけど、単純だからこそぐっと読者の気持ちに寄りそうものがある。
じんわり恋がすすみます ★★★★☆
お金のためではなく、ひと時でも自分を甘やかして温めてくれる人を求めてホストのバイトをする主人公の玲くん。
そんな玲くんがバイト出勤時に入口で出会った孝一さん。
この孝一さんは、草食動物のように穏やかな、心が広くて、優しくて、とてもいい人なんです。

孝一さんは、一目ぼれしてしまった男の子にどう接していいか分からず、
ホストからいろいろ教えてもらおうとお店に来た所で玲くんに出会います。
玲くんは、お店でカモにされてしまいそうな孝一さんと、
バイト外でレクチャーするということになります。

玲くんは複雑な家庭の事情から、対人スキルが低く、友達もいません。
ホストとしてとても人気でも、仕事だからやっている営業スマイルであって、
本心から人とかかわることができずにいます。
そんな玲くんも孝一さん何度か会ううちに、孝一さんの優しさに触れて変わっていきます。
好きだなーって自覚をしても、孝一さんには一目ぼれの人がいることに心を痛めながら
でも、お別れの日は笑顔で送ってあげなきゃとけなげに逢瀬を重ねます。
玲くんを最初に襲った男の人が出てきたり、色々ありますが、
最後は、孝一さんが「一目ぼれは勘違いだった!玲くんのことが気になって仕方がない!」
ということでハッピーエンドになります。

玲くんが今までならバッサリ切ってたものが、孝一さんとの出会いで少しずつ変わっていき、
孝一さんの存在が玲くんに大きく影響している感じが、
なんかすてきな感じで、好きなお話です。