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幻視する近代空間―迷信・病気・座敷牢、あるいは歴史の記憶 (復刊選書)

価格: ¥2,100
カテゴリ: 単行本
ブランド: 青弓社
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民俗学のレポートを書く場合の一例としては最適だが ★★★☆☆
 目新しいことは何も記載されていない。他の書から記事の引用と解釈であるが、民俗学的、人類学的用語で飾り立てているだけである。ただ、あまりに牽強付会の部分があるので、1点だけ指摘するにとどめよう。
P79
病原体=敵の侵入として体験するように方向付けられ、敵の侵略に対する脅威と攻撃-殲滅というドラマを展開するように「感情教育」が施されたのである。・・・攻撃-殲滅の心性を培った民族的心性は、・・・・戦争へと積極的に動員される「国民」的心性として組織化されていくことになろう。

日本人も他国人と異ならず、国内統一のため自国内でおびただしい流血を繰り返してきた民族である。侍だけが戦ってきたのではない。それが、明治初期の近代医学の導入(制度知)により、好戦的になったとでも言いたいのであろうが噴飯ものである。