この作品は、歌のメロディーではなく、バンドとしての調和を楽しむためのものです。
　鈴木祥子の奔放なヴォーカル、旦那のギター、大暴れのベース、痺れます。
　フェイセズ等の70年代ロック好きに是非きいてほしいです。飽きることなくながく聴ける作品となるでしょう。
　捨て曲はありませんが、特に好きなのは「夜の中へ」です。
　

それまでの可愛い女の子、なイメージは苦手でした。
この作品で、はじけて地が出て、かえってとってもかわいくなりました。
ハピネス？、トゥルーロマンス、海辺とラジオ、ゴーインホームと大好きな元気さです。
特に海辺とラジオのラストの英語の発音がめっちゃ元気でかわいい。
他の大人しめな曲がこの4曲に負けてるので、星ひとつ経りました。

　’９５年発表作。①のオルダナティヴ･ロックっぽい曲で始まるのに、まず驚かされる。
　そして全体的に、それまでの作品の上品で切ないメロディが印象的だったのに比べ、ワイルドで元気のよい、アメリカン･ロック色の強い雰囲気が際立っている。

　その要因は、彼女自身がプレイするドラムと、エッジの鋭くきいたギターのサウンドが、大きく幅を利かせている為であろう。
　初めて聴くとかなり違和感を覚えるが、彼女のドラマーとしての面と、ソングライターとしての面のこだわりが、前面に打ち出されているのがよく分かる内容だ。