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ジャズ・アネクドーツ (新潮文庫)

価格: ¥830
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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訳者に感謝 ★★★★★
偉大なジャズミュージシャン達の、楽しく、気の利いた逸話集。
一見、偏屈者の彼らを、すごく身近に感じさせてくれる。
何より、ジャズの全盛期を過ごした人の書き物だから内容も真に迫るリアリティーがあり、
僕ら、後追い世代にもその凄さを伝えてくれる。
本書を読むまで知らなかったミュージシャン達の作品も聴きたくなってくるし、
知っていたミュージシャンも聴き直したくなったりもする。
ジャズファンなら、一度は読んでみてはどうだろうか。
「普通の」ミュージシャンによる「偉大な」記録 ★★★★★
 この本の作者であるビル・クロウは自らはモダンジャズのミュージ
シャンでありジェリー・マリガン、スタン・ゲッツ、ズート・シムズ
ら錚々たるミュージシャンとも共演しているが、その一方で、
デューク・エリントンやサッチモのような超大物からエディー・
コンドンやピー・ウィー・ラッセルのようなマイナーな(少なくとも
日本では知名度が低い)ミュージシャンに至るまでスウィングジャズに
対する敬意も失わない。もちろん、「アネクドーツ(ちょっとした
話)」というタイトルからも分かるように各ミュージシャンの
伝説的なエピソードばかりではなく人間的なおかしみを示す滑稽な
エピソードなどもふんだんに盛られているが、クロウはそれらも
含めて愛情を込めて描いており、ジャズミュージシャンであることに
ついての誇りと喜びを感じさせてくれる。
二重に面白い「ジャズ雑学事典」 ★★★★★
チャーリー・パーカーは何故「バード」なのか知ってるかい? ファッツ・ウォーラーはアル・カポネの手下に拉致されたことがあるんだぜ。…なんて、つい知識をひけらかしたくなる「ジャズ雑学事典」。ジャズとジャズミュージシャンに関するさまざまなエピソード満載の楽しい本だ。笑える面白さ(電車で読むのは要注意!)と、興味深いという意味での面白さが味わえる。

前者はジャズ界の奇人変人の話題が豊富だからで、愉快な人物が多い一方、お友だちになりたくないような強烈なキャラも少なくない。後者はジャズの歴史本に載らないウラの歴史がかいま見えること。とくにジャズ創生期の人々の証言の数々は貴重だ(サッチモはデビュー当時、楽器に細工をしているのではないかと疑われていた、なんて話も載っている)。米国社会に根強い「偏見」についても、さらりとした表現ながら考えさせられるところが多い。

また高名なミュージシャンの知られざる一面が紹介されていて、これがけっこう意外。イメージが壊れてしまうので、抵抗を感じる人がいるかも。実際、ベニー・グッドマンに関する記事はグッドマン・ファンの反撥を買い、著者は激しい抗議にさらされた(と後の著書に書いてあった)。

何百人もの登場人物には圧倒される。オールド・ジャズに関する話題も多いので、ジャズを幅広く知っている人でないと、未知の人物だらけということになりそうだ。わたしは中学生時代から三十数年ジャズを聴いているし(足し算をしないように!)、スウィングもニューオリンズも持っているんだけれど、それでも1割以上が知らない人だった。しかし、それで話がつまらなくなることはなかった。むしろ読んだことによって親しみがわき、機会があったら聴いてみたいと思っている。

ジャズミュージシャンにまつわる小話 ★★★★☆
ジャズミュージシャンの間で語り継がれてきた小話、笑い話、裏話を分類、整理してまとめた本。著者自身もジャズミュージシャンなので、収集したネタの範囲は実に幅広い。雇用と解雇、マネージャー・エージェント・ボス、アレンジャー、人種偏見、名文句、ジョークといったようなものから、個別ミュージシャンに固有のネタまでさまざま。登場するミュージシャンは、ルイ・アームストロング、デューク・エリントン、ベニー・グッドマン、マイルス・デイビス、ジョン・コルトレーンなどなど15人。古き良きジャズの世界のようなものを実感できます。