「じゃあじゃあびりびり」はものすごく堪能していたので、同じシリーズのものをと思って買ってあげたのですが、１歳の息子に読んでやっても、反応は薄かったです。すぐ閉じて、別の本を読んでとアピールします。でも、私や夫は読むと心が温かくなります。子供のころって、お母さんがいるだけですごく安心して、お母さんがいたら無敵な気持になれたなーと思って、きゅんときてしまうんですね。ああ、お母さんっていいなあ、無二の存在だなあって改めて感じます。
息子にはまだちょっと早かったのかも、と思います。
一般的なほかの絵本と違って、かなりの厚紙で頑丈にできているので破いたりする心配もなく、子供にあずけておけるので安心です。

まついのりこさんの「あかちゃんのほん」シリーズ9冊のうちの1冊です。

動物の子どもがえーんえーんと泣いてる絵と、
おかあさんに抱きしめてもらい安心する様子をたくさんの動物で繰り返しています。

内容はいたってシンプル。
だからこそ、おかあさんへの安心感が全面に出てくる温かい絵本です。

9ヶ月の子にいろいろな声色で読んでやると、1ページずつ私の顔を見ます。
同じ言葉なのに違う声というのが面白いようです。
一人遊びでもめくって眺めています。

旦那は悔しいと言って「おとうさんだ」に変えて読んでいました。(笑)

1ページが分厚いのでめくりやすいし、子どもが手を切ったりもなさそうですし、
ガジガジしても破って食べてしまう心配はありません。
安心して子どもの側に置いておける絵本です。
また裏表紙に「これは　　　ちゃんのえほんです。」と子どもの名前を書けるところがあり、
所有欲を満たす工夫もあります。

プレゼントとしても喜ばれる一冊だと思います。

まついのりこさんのあかちゃんのほんシリーズはどれもとても大好き。
子どもの好きなテーマや色使いをとってもよくわかっていらっしゃる作家さんだと思います。

泣いている動物の赤ちゃんと、お母さんと一緒でニコニコのページが交互に出てくる、というだけの内容なのだけれども、子どもにはとっても嬉しいようで
「あ、ママいた！　よかったねー」

と言いながら読んでいます。

小ぶりなサイズでしっかりした厚紙でできている絵本ですので、赤ちゃんにぴったり。贈り物にもいいかも。