この辞書は、英語重視の電子辞書に収録されていることも多い。コロケーションに重点を置いた辞典である。今回の新編は３８万例が納められている。最近は手持ちの電子辞書でもこの活用辞典を利用するようになり、狭い液晶モニターでは利用が不便なこともあり紙の辞書購入となった。

おもに名詞・動詞・形容詞の見出しのもとに、その品詞が実際の用例ではどのように使われているか研究社の膨大なコーパスを活用して説明されている。紙の辞書のほうが読みやすい。電子辞書版では条件検索、訳語検索も出来るので私は、電子辞書も紙の辞書も両方を利用している。PCで利用するCD-ROM版も発売されている。
PC用は、
新編英和活用大辞典
EP-WING CD-ROM版 新編英和活用大辞典
超辞典 研究社 新編英和活用大辞典
SII電子辞書用シルカカードは、
SEIKO シルカカード・レッド DC-A014(英和活用大辞典カード)
電子辞書では、
セイコーインスツル IC DICTIONARY SR-S9000 電子辞書 音声対応 シルカ・カードレッド対応 高精細VGA・TFT液晶 英語モデル
CASIO Ex-word 電子辞書 XD-GF9800 音声対応 100コンテンツ 英語プロフェッショナルモデル 5.7型液晶クイックパレット付き
などがある。

英語で文章を書いたり、文章を読解するときに大変役立つ辞典である。

ある語に対してどのような語が自然な形で結びつくのか。
豊富な例文を通してコロケーションを学ぶことができる。
大辞典だが、収録見出し語数よりも収録例文の多さが特徴。
また、和訳が非常にこなれており、この点は多くの英語プロが絶賛している。

「英語を書くための大辞典」ということで確かにそういう使い方も有効だが、
私は人の書いた英文が自然な表現になっているかどうかチェックする仕事で使うことが多い。
もちろんGoogleなども併用するが、こういった信頼のおける大辞典が1冊あると心強い。
この用途では英作文を添削する英語教師や翻訳会社のチェッカーにお勧めできる。

なお、このレビューを書いている時点では携帯電子辞書に入っていることが多い。
この場合、見出し語をまず入力、次に【＋動詞】【前置詞＋】【形容詞＋】などの連結する語の品詞の箇所を選んで展開する。
すると、その品詞項目に入っている例文がすべて表示される。
英文チェックの場合は調べたい１つの連結語まで早くたどり着きたいわけで、
書籍版のようにページ全体にぎっしり文字があるものは使い勝手が悪い。
連結語の品詞から絞り込めばあっという間に探し出せる。
一方、英文を書くときに使用する場合はページ全体の英文を広く見渡せる方がいいので、書籍版の方が有効かもしれない。
ただ、電子辞書への慣れや机の広さなど、さまざまな要因が考えられるので、
使い勝手については上に書いたことのまったく逆の感じ方もありうると思っている。

この辞典の対象は高校英語で習う英文法が概ね頭に入っている人だろう。
英文法を疎かにした状態で使っていると、統語についての大局的な捉え方がなかなか身に付かず伸び悩むかもしれない。

単語の用例をこれでもかというくらい多数集めた用例集ですが、用例が豊富なだけでなく、
各々の単語がどの前置詞や形容詞と相性がいいか（いわゆるコロケーション）を
教えてくれるスグレモノで、特に英語のライティングをする際には強い味方となってくれます。
英語を勉強する方、特に中上級者は必携だと思います。必ずやあなたのライティングの
レベルを何段階もアップしてくれるでしょう。

私は2007年度第一回の英検1級に合格しましたが、その受験準備においても英作文や
スピーチの原稿を書く際に、自然でこなれた英文とするために大いに役立ちました。

先人の知恵と根性の賜物。値段はこれだけのものだから仕方ない。問題は大きさ。かなりでかい、そして重い。自分の部屋とデスクがある方向き。台所のテーブルの隅で使おうとしてるかたは足に落して怪我する恐れがあります。一度本屋で実物を見た方がよろしいでしょう。役に立つか？もの凄くたちます。特に、デモをする、などの「する」が分かる。デモにはhave,hold,organize,stageなどが使えます。これまでこの辞書のおかげでピンチを切り抜けたこと数知れず。私にとってはバイブルです。でもでかい。

１９９５年に出版されてからすぐ愛用してきました。勝俣さんの旧版も独力ながらよくぞという良著でしたし、ＢＢＩも使ってきましたが、この新版こそまさに飛躍的改定で、ありがたく利用させてもらいました。その優れた諸点は,これまでカスタマーの方々が列挙されてますが、遅まきながら,一つだけ申しそえたく、一筆します。すなはち、この市川版は、日本人が苦手な冠詞を添えている点です。このおかげで、拙い英作文のミスを減らせることができることです。なお小生は、書籍版で通してきました。電子版より全容が見やすいし、そのための追加支出より、別の参考書類購入代にと思っているからです。