Mackenzie's Mountain の続編、Joeの物語です。
16才にしてはやたらと物わかりのいい出来過ぎた
青年だと思っていたら、ちゃんとその性格の形成過程があったのですね。
心理描写のうまさはさすがリンダだと思います。
ただし、サスペンスを期待していた方にはちょっと期待はずれかな?
プロットの巧妙さとか謎解きのおもしろさではなく、あくまで
感情のやりとりのおもしろさが主流だと思って下さい。
邦訳も読みましたが、英語の方が台詞の語感がピッタリ来るように
思えます。Joeが単語や短い一言で返事をするところは、まさしく
Wolf譲りだと笑いながら読みました。