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こちらの事情 (双葉文庫)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 双葉社
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:森浩美/著 出版社名:双葉社 シリーズ名:双葉文庫 も-12-02 発行年月:2009年09月 関連キーワード:コチラ ノ ジジヨウ フタバ ブンコ モ-12-2 こちら の じじよう ふたば ぶんこ も-12-2、 フタバシヤ フタバシヤ 7336 ふたばしや ふたばしや 7336、 フタバシヤ フタバシヤ 7336 ふたばしや ふたばしや 7336 素直になること、大切な人を愛すること。ひとつひとつのフレーズがあなたの心にまっすぐ届く。15万部を突破した『家族の言い訳』の著者が描く、涙の短編集。母を老人介護施設に預ける息子の心中を描いた『荷物の順番』や『晴天の万国旗』はラジオドラマ、試験問題になった出色の感動作。
心地よい涙を流す本 ★★★★★
「家族の言い訳」の続編。

人は多くのものを同時に抱え込むことはできない。何かを得れば、何かを手放さなければならないし、反対に悩み苦しんだ末、何かを手放すことで、別の大事なことを守ることもある。(「荷物の順番」)

様々な事情を抱え生きているのはお互い様だ。ならば共存する上で必要なのは、お互いの事情を察する気持ちではないか。これは、事なかれ主義とは全く違う。受け止め、理解しようと努力し、その結果どうにもならない、しかたないと結論を下す。そこまでやって”目を見ろ、何も言うな”と、心が通じ合う物ではないか。それこそが”救い”なのだと思う。
 作者 「あとがき」より

 大人も子どもも、妻も夫も、親も子も、みなそれぞれの家族の役割の中で一生懸命生きているんだ。ただ、普段は、それが見えないだけなんだ。そんな情景を、温かく見守り描き上げる。

 良いなあ、家族って良いなあ。しみじみとそう思える本。

一人書斎に隠り、酒をチビリチビリとやりながら、涙腺を全開にして、心地よい涙を流すのもいいものだ。
育児、夫婦、親子”関係”を見つめ直せる ★★★★★
なんとなく書店で手に取ったのですが、大正解。
通勤中の読み物を探していたのです。

なんでしょう、「あるある」!と自分の体験を思い起こさせてくれるストーリー。そして最後には、ジーンとなって電車の中でウルウルしてしまうのです。家に帰って家族に優しい気持ちになる。そして夜寝る前には、温かい気持ちになれます。

不思議な魅力あふれる本です。思春期の娘がタイトルをみて
クスッと笑って「どんな本?」って興味持っていましたが
「読んでごらん」とオススメしました。

私のように、親の事、子供のこと、そして人生で起きたさまざまな経験を深く考えてみる時期に読むのも良し、娘のような「これから人生が始まる」時に読んでみるのもアリなのかなと思いました。
清々しい読後感 ★★★★☆
 前作「家族の言い訳」に比べると、後味がスッキリとして、気持ちが良かった。総てがハッピーエンドでは、問題が解決したわけではないが、それぞれの主人公のモヤモヤが晴れるように、なぜか清々しい気分になれました。
 8編の短編のどれをとっても、家族との関係がテーマです。それぞれの主人公が難題を抱え、切羽詰っている者も中にはいますが、読んでいて暗くならない、重圧感を受けないところが、前作よりも改善されています。
 しばらく時間を置いて、もう一度じっくりと読み直してみたい作品集です。インパクトはありませんが、噛めば噛むほど味が出るような気がします。構成がしっかりしていて、文章も素直な読みやすい本です。

 8編の短編総てが、主人公と家族との蟠(わだかま)りや行き違いを解きほぐすというワンパターンです。ですが、私達の日常の人間関係の軋轢も実際はこうした、ほんの些細なズレ、考え方や受け止め方の違いによって生じていることに気付かされます。主人公と年齢の近い40代以上の方には、心に何かを残してくれる作品集ではないでしょうか。そして、このワン・フレーズが堪らない、忘れられないと思うのはないでしょうか。しかし逆に若い人ほど、詰まらない印象を受けてしまうかも知れませんが。

 最後に、私が印象に残ったのも(最初のレビューの方と同じ)「人の手」でした。そして、ラストの切なさが心に残りました。
人の手はふたつ ★★★★★
前作に続く感動的な短編集です。立て続けに読むのがもったいなくて、一作ずつ時間をおいて読むことをお勧めします。また電車の中で読むことはお勧めしません、ほろり涙がにじむこともあるからです。
その感動をからくりを著者は「あとがき」で示しています。キーワードは「人の手」と「光」。なるほどと思いました。が、からくりがわかっても、それを真似できるかといえば無理ですし、まるで手品のように作品に引き込まれていくでしょう。
いずれにしても読後感のよう作品集です。
面白かったです! ★★★★★
前作【家族の言い訳】も良かったので期待して読みました。

この短編集とても良いです。
心がポッっと暖かくなります。時に切なくなってほろっとさせられたりしますが、どの作品も最後に希望の光があって読後感も爽やかです。

日常に追われている方・疲れている方には特にお薦めかな…

次の作品が待ち遠しくなる1冊です