高校の数学教諭の授業があまりにも解り難かったため（偉そうで申し訳ありませんが）本書を購入させて頂きました。
元々話を聞くよりも教科書を読んだ方が解りやすいような授業でしたので、教科書を見ても解らない問題はさっぱり解らないということになってしまいました。その場合は他の数学の先生に訊くという方法があったのですが、さすがに解らない度に訊くのも心苦しいと思いましたので本書を購入いたしました。
とても解説がわかりやすく、且つ薄いのでモチベーションを保ちやすいです。教科書では省かれているような些細な式も解説してあり、生じた疑問をすぐに解消してくれます。
見た目にはあまりセンスを感じませんが、解りやすい説明と実用性のありそうな問題の選択には感服いたしました。この一冊だけでセンターを受けようという気にはなりませんが「解らない→解る」を本書でカバーし、「解けない→解ける」をもう少し高いレベルの参考書でカバーするのが良いと思います。

　高校の授業では教えてくれないBasicについても書かれています。プログラミングをやる場合、Basicから始めなくても良いのですが、予備知識として知っておきたいという人にオススメです。
　受験的には、直接点数に結びつく問題というよりは、各分野の理解を深める問題が集められている気がします。上のレヴェルに進んだ時の布石になっているように思われます。

独自のスタイルで編集され、数学参考書で異彩を放つマセマ。
その参考書は難易度別にシステマチックに分類される。
本書は、教科書レベルから易しい入試問題までを扱った「元気が出る」シリーズの一冊。

本書の特徴は何と言ってもコンピュータ分野を扱っている点だ。
近年のセンター試験数学２Bは平均点が低い年が多く、受験生を悩ませている。
特に、漸化式が混じった数列など、全く分からない人も多いのではないだろうか。
しかし、数学２Bは、多くの受験生にとって避けられない関門であることも事実。
そのような受験生にとって、コンピュータ絡みの２分野を選択することは、
2002年以前ほど非現実的なものでは無くなっている。

はっきり言って、コンピュータをまともに、しかも詳しく扱っていて、
なおかつ初心者にも分かる、そんな参考書は本書以外に無い。
数列やベクトルと比較して、難解という分野でもないので、
数学で伸び悩む受験生は、本書を試してみてはいかがだろうか。

勿論解説が詳しいのですが、殆どの人はセンター試験で数学Bのコンピュータを受けることは
ないので、その部分は独立して他の本になって欲しいです。
恐らくそれがなくなれば、本は半分くらいの厚さにもなるのでコストダウンになると思うんですが・・・・

問題＆解説の詳しさはズバぬけてよいです。

確かに表紙のセンスは悪い。おまけに問題中に挿入されているギャグもどこか古臭くてセンスが良いとは言い難い。でもとっても親切な参考書です。他では省かれてしまうような、計算の細かいところまで説明がされているし、問題数もそう多くないので気軽に取り組めます。数学に対して苦手意識のある人にこそ使ってほしいです。