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ありあまる富

価格: ¥1,000
カテゴリ: CD
ブランド: EMIミュージックジャパン
Amazon.co.jpで確認
金太郎飴 ★★★★★
昨今の椎名林檎・東京事変のサウンドプロダクションは
「(二束)三文」なんてものではないほど
練りに練られた金太郎飴ロックです。

「勝訴ストリップ」までは「遊び」があったけど、
それ以降は練りに練って作っているので音空間に隙間がなく、
それを更に林檎さんのキリキリ軋む強力なヴォーカルが
残りの音空間を閉そくさせているため、
大ファンでも窒息してしまいそうであります。
音的に「M」の人はよいのでしょうが。

実は本人もそう感じているのではないかと思う発言ありました。
(ウルトラCのツアー後記にて「いつもまにあわないのでごめんなさい」発言あり。)
傑作「スポーツ」を作り上げても尚「間に合わない/御免なさい」なんて、
金太郎飴職人そのものじゃないでしょうか。
(実際の職人は時間かかってたら採算あわないので短時間で作りますが)

私は最近彼女の音楽を聞いていると、
私自身が「金太郎飴細工」として
彼女に練りこまれていくような錯覚すら覚えるのです。


(椎名林檎)

直感系アーチストにて当初大評価を得て今日に至るも、
2000年以降は金太郎飴系アーチスト大変貌してしまった模様。
業界トップのプレッシャーと本人の性格の変化であろう。

以下の如くである。

+++++++++++++++++++++++
シンメトリーに白黒と
あらゆる処に
きちきちに隙間を埋めていきたいわ。
音で世界を塗りつぶしたいの。
貴方の脳髄も私の音符で塗りつぶしてみせるわ。
+++++++++++++++++++++++



そこで・・・

いくら練り上げても満足できない状況は続くとヤバイですよ。林檎さん。
「捨てること」も肝心かと。

凡人が多く聞いているのですから。


裸の世捨人より


※今はあまりやる人いないけど
「アンプラグド」アルバム作ってください。
・・・歌舞伎町の女王のB面のような感じで。
2010/11/25に発売してください。
散る桜、のこる桜も… ★★★★★
ついに実現した、いまみちともたか師(Barbee Boys)とのコラボレーション。待ってました。

ちょっと、この詩いいですよ。
なんか、聴きいってしまって。

金融不況とか格差社会とか、欺瞞だったり収奪だったり、陥れたり貶したり、
勝ちだの負けだの、妬みやら嫉みやら、踏み躙ったり出し抜いたり
そんなこんなで溢れる日常に、つよい疼痛や胸苦しさを感じるときに効きそうな良薬では?
ふと、「カネは墓場に持って行けない」ってことかなーなんて、感じたりして…
美しい旋律と、心を打つ歌詞とつくられる素晴らしい林檎ワールド ★★★★★
「落日」、「旬」などと通じるジャジーなバラードの佳作。その美しい旋律と、心を打つ歌詞とで素晴らしい林檎ワールドをつくりあげています。これらの曲は、一枚目の「茜さす帰路照らされど」、三枚目の「おだいじに」などにその萌芽を感じ取れなくもないですが、若いエネルギーをもてあましていた以前にはなかった落ち着きと説得力に溢れ、大人だからつくりあげることができた椎名林檎の新境地だと思います。個人的にこの新境地の曲である「落日」、「旬」、「ありあまる富」は非常に好きなので、このタイプで彼女がシングルカットしたことは素直に嬉しいです。メロディーと歌が素晴らしいのは勿論のこと、何しろ、この曲は歌詞が素晴らしい。「価値は生命に従って付いている ほらね君には富が溢れている・・・」。彼女と同じ時代と同じ国で生きていることを感謝するような名曲です。
歌詞に癒され、やがてどきりとする。本当に私には価値があるのか? ★★★★★
曲は当然良い。歌詞も良い。「価値は生命に従って付いている」の箇所でほとんどの椎名林檎ファンは泣くか唸るかしただろう。ファンでなくともよくぞ書いてくれたと「どうして私の気持ちが分かったのかしら」と勝手に感心しただろう。個人的には東京事変で歌う「私生活」が一番好きな曲だったが、それよりもこの歌が好きになった。癒され、慰められた。何度も聞いた。そしてやがてどきりとした。全身全霊をかけて音楽と向き合う覚悟の椎名林檎が、人間に付随する「無形の価値」を他者の中に見出すのは理解できる。一般大衆の一人である僕は、「あなたにも価値がある」と慰められて、現状に甘んじるのか。いや少しでも林檎嬢にあやかって僕も自分に課せられた使命を全うすべく全力を出し切らねば「有形の価値も持たず、無形の価値すらない自分」になってしまう。叱咤激励を受けたような気がした。包み込まれるように許され癒され、やがてやる気が出てくる。まるで母性愛である。
欲望のかたち ★★★★☆
以下感想。

「ありあまる富」の対極は、欲望のかたちが貧しいことなんじゃないかな。

「彼ら」は不合理なまでに、未来や常識を信仰しているし、金銭やモノや力を信仰しているから、それらにひた走り、それらをひけらかし、それらを理由に絶望することしか出来くなっている。
強欲な人間や、何かと「損なわれた」「裏切られた」と怨みを募らせてしまう人間は、欲望のかたちが貧しいということだ。

『「彼ら」の価値を内面化して苦しまなくてもいいんだよ。「ありあまる富」をそっと抱きしめながら、生きる道もあるのだから』と諭された気分。