こいつが犯人!
★☆☆☆☆
靖国神社参拝問題をこじらせた犯人!中国共産党に接待でも受けたのか?どうして日本の首相が自分達の祖先を合祀した神社にお参りしてはならないのか?この人が首相の時に中国人に見下されるきっかけが生まれた。
全体的な。。。
★★★★☆
中曽根氏のことを包括的に知りたいならぴったりな本だと思う。
個々の政策についてならちょっと浅いと思うが、それなりの内容ではある。
派閥の運営や田中角栄との総裁選での話など面白い。
大政治家達との交流
★★★★★
歴史上の人物は当然現在までしてきた以上の失敗はしない。スキャンダルもない。逆にほんの僅かな成功でも日が経つにつれ、美化され拡大していく。
しかしもし彼らが現在にもおられたら、やはりリーダーとして尊敬の念を抱くのではないか。本書を読んでそのように思った。つまり本書は中曽根康弘先生と多くのリーダーとの交流が描かれているのである。
他の本にも書かれている例もあるが、戦後の日本を支えたリーダー達は、腕まくりをして「この野郎!」と叫びながら突進していくような人々だったのであろう。007のような洗練さには欠けるが、国家という巨大な岩を動かすには、地面を踏ん張り、岩にがっしりとタックルをする必要があるのだ。洗練さよりもパワーが遥かに重要なのである。
尊敬すべき大政治家
★★★★★
政治家の回顧録というのはだいたい退屈である。
社会への不満からはじまり、「昔は良かった」そして「自分はこんなにすごい」という自慢のオンパレード。
この本も確かに内容としてはその部類である。
しかし、超一流の政治家が書いたものは、単なる自慢にとどまらず、そこからさまざまな事を考えさせられる。
まず、小泉首相から突きつけられた引退勧告、戦争体験、そして政治家としての実績、海外首脳との思い出。
中曽根さんという人は誰より権力欲が強い人であった事は否めない、しかし、彼が権力にこだわった理由は「素晴らしい日本を自らの力でつくりあげる」それが最大、最終目標であり、地位と肩書きだけにこだわったわけではない。
この本の中で、中曽根さんが普段から精神修養の為に座禅を組み、多くの本を読み、さまざまな分野で活躍する友と交流を深めた事が書いてある。
「伝統意識と歴史意識」がこの本を書かせたという。
時代の流れかもしれないが、彼のように本当に国を考える政治家がいなくなってしまったのは残念である。
中曽根政治に対しては批判的な考えもあるが、彼が命をかけ首相という責務を果たした事は尊敬に値する。
戦後の政治史を学ぶのに読んでおくべき一冊である。
過去の実績はすばらしいですが...
★★★☆☆
中曽根さんの重みと含みのあるTVでの対談を聞き、それがきっかけで読みました。当時と情勢が違うなど、条件の違いには全く触れず、一方的に小泉さんの外交等を批判している部分については、そのレベルかと思ってしまいますが、過去の実績の背景にあった表面だけではわからない深い洞察と判断には、学ぶべきものがありました。私も遠景の山々を眺めるのが好きですが、上州三山を日没まで眺めていた中曽根さんに親しみを感じるとともに、尊敬の念を抱きました。