株式投資を本気でやるならば「チャートブック」は必須アイテムだ。
「チャートブック」の解説書としては同じ著者による「チャートブック週足集の見方・使い方（基礎編、応用編）」があるが、初心者にとってはこの「銘柄選びの達人」で十分だ。
2000年の発行のため最新版の「チャートブック」の内容とは異なる部分も多いが、基本となる情報の読み方は今でも同じ。
それ以上に新井氏が唱える、株式投資で儲ける方法や心構えがコンパクトに説明されていて読みやすい。最近はともすれば難解なテクニカル分析に走りがちだが、最終的には業績がよく、かつ投資家にとって魅力的な材料を持っている銘柄を選ぶべきと言う彼の主張は正しいと思う。
「チャートブック」と合わせてお勧めしたい。