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FLESH & BLOOD〈13〉 (キャラ文庫)

価格: ¥570
カテゴリ: 文庫
ブランド: 徳間書店
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【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:松岡なつき/著 出版社名:徳間書店 シリーズ名:キャラ文庫 ま1-24 発行年月:2009年06月 関連キーワード:フレツシユ アンド ブラツド 13 FLESH&BLOOD 13 キヤラ ブンコ マ-1-24 ふれつしゆ あんど ぶらつど 13 FLESH&BLOOD 13 きやら ぶんこ ま-1-24、 トクマシヨテン トクマシヨテン 5229 とくましよてん とくましよてん 5229、 トクマシヨテン トクマシヨテン 5229 とくましよてん とくましよてん 5229 仲間に絶対病気を移しちゃいけない-。帰還の船旅の最中、海斗は自ら隔離された部屋で寝起きし、どこか心ここにあらず。そんな海斗に、敏感に秘密の匂いを感じるジェフリーは、触れられない苛立ちを隠せない。けれど、ウォルシンガムの目を逃れ、無事プリマスに帰港したその夜。欲情を抑えきれないジェフリーは、強引にキスを奪おうとするが、抗う海斗が、激しく咳き込み喀血
徳間文庫入りを希望 ★★★★☆
皆さんがこぞって☆5つなのに気が引けるのですが、

1.作者自ら公式ブログで「新章の開幕」と銘打っている割に、画期的な進展がない気がするので(もちろんカズヤの件は大きな進展ですが)、個人的にはこの巻は「12.5巻」。

2.イングランド帰還後、カイトの病状が急速に悪化しすぎで、リアリティに欠ける(近代医学による治療は受けていないとはいえ、ハーブによる代替治療をリリーから受けているのに……)。

3.挿絵が彩さんに代わってから、やけにジェフリーの顔が幼い(特に今巻の冒頭カラー)。

以上の理由で☆4つとさせていただきました。

でも、これまで登場シーンがそれほど多くなかったキットのジェフリーやカイトとの会話など、好きなシーンはもちろんありますし、緻密に練られた舞台設定や伏線は目を見張るほど。

だからこそ、この作品がBLの書棚にしか並ばないのは、とてももったいない気がします。男性を含め、一般の読者の中でも抵抗なく読んでくれる人は、少なからずいるのではないでしょうか。「十二国記」シリーズが講談社文庫に入ったように、『デルフィニア戦記』が中公文庫に入ったように、「フレブラ」も徳間文庫入りすれば、読者層が広がると思います。キャラ文庫と並行して(できれば同時発売で)徳間文庫からも出してほしいです。

なにはともあれ、今年中に14巻を読みたいものですね。
相変わらず切ないねぇ ★★★★★
愛する人の元へ戻るも、病魔に侵され、苦しみからは未だ解放されない海斗。
ジェフリーをはじめとする周囲の者たちの心配も尋常ではない。
その病気の告白のタイミングは、海斗の望む形では無かったが、
読み手としては、遅ればせながらやっと周囲にバレて安堵しました。

海斗の病気のことを知り、荒れ狂うナイジェル。
必死に押さえ、ナイジェルを諌めるジェフリー・・・対照的です。
余命の事で・・・怖い、死にたくないとリリーの前では素直に怯える海斗が気の毒。

そしてホーの丘では、和哉は輪をくぐる???
カズヤと叫ぶ海斗と、同行者のリリーに「秘密」の匂いを感じて、
複雑な想いと、切なさ寂しさ、疎外感を感じるナイジェル。
いやはや、もう、色々とあんまりで・・・読み続けるのもつらいです。
でも、だからこそ やめられませんが。

そんなこんなで、相変わらず、惹きつけられ貪るように読ませる文章・物語。
BLの枠に入れておくのは、今更ながら勿体ない名作です。
計算しつくされていて矛盾も違和感も全く感じず、この時代にのめり込める。
益々冴える彩氏のイラストも、見事なタッチで言うことなし!
今後の展開の伏線的巻 ★★★★★
ジェフリーにナイジェルにビセンテ。
3人の魅力的な男に愛される主人公(海斗)……と書くと、ご都合主義の逆ハーのように思えますが、そうならないところが素晴らしい松岡節だと思います。
海斗は、その愛情を受ける幸せを感じる余裕も無いほど現在進行形で苦労していますし、かと言って悲劇の主人公ぶってジメジメと嘆く暗さは持ち合わせていません。
何より海斗の性格に嫌味がありません。
キットの「時々ムカつくんだが……優しいんだよな」という言葉に、妙に頷いてしまいました。今後の海斗の成長がとても楽しみです。

さて、この13巻にてストレプトマイシンによる治療の必要性が指摘されたことと、「海斗を生かすために海斗を手放す」というテーマがジェフリーにもたらされたことが、今後海斗が一旦あるいは永遠に未来に戻る展開を暗示していると思います。

もちろん松岡さんは、読者がどんな展開を望んでいるか分かっているはず……(・∀・)
ある程度読み手側が望むとおりの結末に導いて、我々をホっとさせて欲しいものです。
彼女のこれまでの作品を見ている限り大丈夫だと信じていられますが。

しかしながら、松岡さんは凄いですね。
この小説は、単なるタイムスリップものやBL小説という枠を超えています。
本当によく調べているというか、細部にまで凝っているというか。
歴史上の人物が非常に生き生きと描かれていて、そこがたまりません。

12巻からイラストが彩さんに変わりましたが、もう素晴らしいの一言です。涙でそうです。
雪舟さんが築き上げた、これまでのキャラクター達の魅力を活かし、新たな魅力を加算してくださいました。

発行ペースもぐんとUPして、今後の更なる期待を誘う13巻でした。
新章・プリマス帰還 ★★★★★
ようやくスペイン脱出を果たしたものの、病魔を抱えてそれを周囲に隠している海斗。ジェフリーとのキスはもちろん、軽い抱擁や接触にも気を遣う。隠し事や秘密のにおいを嗅ぎとったジェフリーの嫉妬と苦悩、挙げ句にビセンテとの仲まで疑っちゃって……こっちが血を吐きそうなくらい萌えます!
病気のことがばれ、海斗の口からビセンテのとった決断を聞き、下手すれば己を凌ぐ愛情を感じ取り戦慄するジェフリー!うかうかしてらんないよ。
ジェフリーの激情的愛、ナイジェルの繊細な愛、そしてビセンテの包むような愛……。
どんだけ独り占めにしたら気が済むのか。うらやましい。その上、和哉もこちらへ来そうな展開。お願いだから、某ナイルの姫君のようにタイムスリップで安易に行ったり来たりしないでほしい。この時代での歴史絵巻、がっつり読みたいです。

イラストレーターさん交代した途端、新刊がすぐ出るようになったのは嬉しい誤算。この勢いでお願いします。

切なさに震える心 ★★★★★
前作から短期間での続編にビックリしましたが、12、13巻はこれからという人にはぜひ続けて読んで欲しいです。『グローリア号』にようやく帰還できたカイトを喜ぶ仲間たちに迷惑をかけたくないがために、嘘をつくカイトの苦しみが切なすぎました。
ジェフリーやナイジェル、そしてキットの前で病魔の影をひた隠すわけですが、もちろんそんな辛い嘘など破綻を迎えます。いつ打ち明けようか思い悩むカイトと、ようやく自分の腕に取り戻すことができたジェフリーのジレンマ、そして己の思いに向き合うことを自分に許したナイジェルの優しさ。それぞれの胸中が見事に表現されているので、特に今回は物語を読み進むほどに切なさで心が震えました。カイトがビセンテから解放された時の事をジェフリーに語るシーンは込み上げるものが。。。誰もがカイトを深く想い、自分の甘えを律しようとしながらも伝わる想いを切り捨てられないカイトにまるで罰のように降りかかる暗い影。和哉の動向も気になります。また今回くらい早く続編が出て欲しいです!