初めてTOEICを受験するので、どんなものなのかTOEIC模試を探していたところ、価格が安かったので購入しました。正解だったと思います。

5月30日のTOEICを受けてきました。
結果は、リスニング：495、リーディング：490、計985でした。
本書の模試では、第一回　リスニング：465、リーディング：470、計935
第二回　リスニング：455、リーディング：485、計940でした。

リスニングは、導入部を読むナレーターがそのまま問題を読むことがあって混乱しやすいと感じたのと、本番の長文問題では本文の中に質問の順番に答えが入っていたのに、本書では順番があいまいでわかりずらいし難しいな…と思いました。本番の方がもっと素直な問題でした。それでも、この本のおかげで、「長文は問題が読まれる前に質問に目を通しておかないと問題が解けない！」と肝に銘じることができました。

リーディングは、本番の方が読まされる量が多かったように思いますが、傾向が同じだったので安心して問題を解けました。リスニングで前述のような問題があっても、上級者でなくてもTOEICを初めて受ける人が練習する模試としてはとても良質なのではないでしょうか？

難易度は高いと思う。長文読解問題などはかなり手ごわい。しかし、本試験を受けた時の感触と大変似ている。初心者に合わせた簡単な模試を解いていると、本番でのショックがかなり大きい。その意味でこれは本物の模試であると思う。装丁や内容、解説、付録などの充実ぶりに対して１，０００円という価格は本当に安いと思う。

｢2回の模擬試験｣に惹かれて購入ましたが、中身は良質でした。
これまで公式本を含めて模擬テスト形式の本を8〜9冊ほど解きましたが、
難易度や問題形式が本番に近いように感じました。
ただ、どなたかがレビューされていたように、Listeningの読み上げる間隔が短いので
｢はじめての｣とうたうものの、ある程度耳慣れた人向きなのかもしれません。
　(自分は900点程度ですが、読み上げ間隔の短さは問題を感じませんでした。
　むしろテキパキ進む感じがして緊張感が保て、良かったです。)
スコアもレンジをとらずにズバリと出してくれるのが嬉しいです。
大きい本なので、まさにAmazonでの購入向きだと思います。

題名に「はじめての」とあるので、TOEIC初心者用に書かれているだろうから、
問題も簡単なんだろうと思い、気楽に解き始めました。
しかし、解いてみて驚きました。
以下レビューです。

問題は2回分ついています。CDも2枚付属です。
1000円で2回分ですので、コストパフォーマンスはかなり高いです。
安いからと言っていい加減に作られているということももちろんなく、
むしろクオリティーは高い方です。

さて、内容ですが、L・Rともにかなりの難易度です。
Lは読み上げスピードがかなり速いです。
選択肢も紛らわしいものが多いので、細部までもらさず聴き取る必要があります。
Rは特にpart7が難しく、ボリュームもかなりあります。

因みに、私の点数は
1回目　L480　R470
2回目　L470　R450　
でした。
＊2009年12月追記→2009年11月に受験したTOEICの結果が出ました。L480　R445です。
似通った点数になりました。この問題集も同じ年月に解いたものです。ですので、換算精度は高いのかもしれません＊


難しいだけあって、正解数がかなり少なくても点数は高めに出ます。
これは、換算表を見てもらえれば分かると思います。
但し、本番では、比較的やさしい問題を如何にミスせずに解けるかが問われます。
このため、難しい問題を本番と同じ制限時間で解くことが、
果たして初心者にとって良いことなのかは意見が分かれるところだと思います。

私の結論としては、初心者にはお勧めできません。
公式問題集を解くのが先決でしょう。
900付近の点数をとっている人が、引っかけ問題や
難易度の高い問題を克服するために解くのには良いと思います。

１０大特長の中で一番優れものだと思ったのは、「即効！スコアアップ虎の巻」でした。しっかりしたテスト分析と問題分析に基づいてまとめられた金言集という感じがします。これらを知ることで解答が早く自信のあるものになり、自分の問題解答のリズムがよくなると思います。ちょっとしたリズムの乱れで実力が発揮できずに残念な思いをすることが多いと思うのですが、虎の巻はそこをケアしてくれると思います。これから「あと少し」を狙う人は是非この本で自信とリズムをものしてほしいと思います。