インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

戦後民主主義と少女漫画 (PHP新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: PHP研究所
Amazon.co.jpで確認
【セブン-イレブンで24時間受取りOK・送料0円!】 著者/訳者名:飯沢耕太郎/著 出版社名:PHP研究所 シリーズ名:PHP新書 597 発行年月:2009年06月 関連キーワード:センゴ ミンシユ シユギ ト シヨウジヨ マンガ ピ-エイチピ- シンシヨ 597 せんご みんしゆ しゆぎ と しようじよ まんが ぴ-えいちぴ- しんしよ 597、 ピ-エイチピ-ケンキユウ 7159 ぴ-えいちぴ-けんきゆう 7159、 ピ-エイチピ-ケンキユウ 7159 ぴ-えいちぴ-けんきゆう 7159 一九七〇年代から現在に至るまで、とくに“二十四年組”を中心に花開いた“少女漫画”の魅力とその高度な達成-大島弓子と萩尾望都、岡崎京子の作品を主な手がかりに、少女漫画を戦後文化論として読み解く。ヒロインたちが抱える繊細な“怯え”は、大人の論理が強要する安易な成熟の拒否であり、無意識の抵抗だったのではないか。今日に至るまで連綿と受け継がれてきた“震え”や“怯え”の伝達装置としての“純粋少女”たちに
目新しさがない ★☆☆☆☆
大塚英志が言ってきたことを言い直しているだけで、読後、新しい知見が得られたという感じは受けませんでした。いまだに大島弓子と萩尾望都って…もちろん両者は偉大な作家ですが、「24年組中心史観」(by宮本大人)を今更再生産することに、どんな今日的利益があるんでしょう?
怯える少女、闘う少女たちの文化史 ★★★★★
本書は、写真誌の編集者を経て

現在は写真評論家として活躍する著者が

独自の観点から70年代以降の少女マンガを読みなおす著作です。


著者は、70年代以降の重要な少女マンガの登場人物に見られる

「飛躍」、「違和」、「固着」、「蕩尽」などの特徴に注目し

こうした特徴を持つ少女を「純粋少女」名づけます。


そして、それが社会の変化とともに、

どのように変容していったのかを

大島弓子さん、萩尾望都さん、岡崎京子さん

などの漫画を手がかりに分析します。


また、終章では、少女漫画の空間原理と

それを生みだす少女たちの「怯え」と他者との「共振」に注目し

それらが、石牟礼道子さん、大江健三郎さんをはじめ

HIROMIXさん、雨宮処凛さん

など他の戦後文化との共通性を論じます。


著者自身の経験や、漫画への想いが色濃く反映され

いわゆる「マンガ評論家」による分析とは一味ちがう本作。

個別のマンガの解釈や認識には

個人的な読み方の相違にとどまらない

世代的な読み方の違いも感じ

マンガを語ることの面白さ・奥深さを再発見させてくれました。


少女マンガに限らず、マンガが好きな方はもちろんのこと

50年代生まれの著者と同世代の方などにも強くおススメしたい著作です。