どうせ、俺がいちばん速いんだしな: ただ”泳ぐだけ”の自分を変えたのは、大切な仲間と、大嫌いなあいつだった。 (TEAM”aoco”BOOKS)
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https://youtu.be/4fFpLB1polU
「どうせ、俺がいちばん速いんだしな」
というのが口癖の、天才スイマー海斗。
オリンピック候補生にもなってしまうほどの実力の海斗は、泳ぐのは好きだけど、
「オリンピック」はおろか、「大会」には全く興味はない。
体育科、普通科、特進科で構成される海斗の所属する高校で、海斗は普通科に所属。
普通科、特進科は進学校で有名な高校だった。
海斗の両親は、水泳は高校までと、本人にもきつく告げており、有名大学に進学することを希望していた。
そんな中迎えた高二の夏休み。
いとも簡単に高校新記録を打ち立ててしまって、周りの期待を一身に受けることになり、戸惑いを隠せない海斗。
二学期に入り、それでも淡々と過ごしていた海斗だったが、水泳を辞めて学校を去ることになった親友中川の代わりにメドレーリレーに出ることになったことで、海斗の気持ちが変化していく。
折しもオーストラリアから帰国して、編入してきた、年下の洋太郎に負ける海斗。
海斗に対して、必要以上のライバル意識を燃やす、洋太郎。
仲間のために、海斗は泳ぎきることができるのだろうか?
それでも勝負にこだわりたくはない、海斗の気持ちの結末は?
「努力は夢中にはかなわない」
好きで夢中になれることを思い出させてくれる青春小説。
著者 姫野蒼子 (ひめの あおこ)
文章ならなんでも書いてしまう、ストーリーテラーで作家。
「読む人を物語の世界に引き込み、その感情を体感させてしまうこと」を何よりも得意としていて、気負わずにサラッと読めるのに、何気に深く、そして心に残って離れない文章を目指し研鑽を続けている。
「見たこともない人や環境のイメージ、そして目に見えない感情を文章で表現すること」が好きで「物事の本質を考え、なんでもメタ化すること」に命をかけている。
人の本質に迫るインタビュー記事やプロフィールには定評がある。
過去10年にも及ぶ、ライター時代は一部で「文章だけで描く似顔絵師」と呼ばれていた。
物語の文章の中では実際には表現されていなくても、すべての登場人物のペルソナを作り上げてから書く。
そのため、フィクションなのに「これは手記か」「ノンフィクションか」と、感情が揺さぶられる体験になることもあり、リアリティが高い。
2017年3月、物語を電子書籍で出版することを主軸においた、プラットフォームを作ることを決意。
現在三年計画での「1ヶ月1冊出版チャレンジ」を実行しながら、仲間と共に世の中の常識に囚われない、新しい生き方の形を模索。
夢を持ち、自ら自立して生きていこうとしている人たちに、待ち望んでいた援軍になるべく、チャンスと居場所となるコミュニティを作ろうと困難にもめげず努力の真っ最中。
自身のチームは、びっくりするくらいに緩い、規則もルールもない繋がりで『仲間への信頼』ただそれだけで動いている。
仲間の頑張っている姿で、一人ひとりのエネルギーは補給され、仲間の何気ない一言が「姫野蒼子」の運命を切り開いている。
信頼関係の上で、無理のない範囲で、自分のできることをやる。
常識を打ち破れ!
このコンセプトのもと、今日も元気に活動中。
表紙 阿部勝美 (あべ かつみ)
アートディレクター。デザイン会社勤務。広島県在住。
10代の頃より音楽の世界で自分の表現力を磨き、曲という作品を作る。
曲の構成を紐解くように、感情の揺らぎや起承転結を論理的に組み上げる独特の感性がある。
表現する対象を深く掘り下げ感情とリンクさせた、心の動きのストーリー作りを得意としている。
表現する世界を広告に持ち替えた今でも、そのセンスは輝きを放っている。
感性のフィルターを通して紡ぎ出されるその広告作品は、人々の心を打ち評価は高い。
趣味は料理。そして海をこよなく愛す、家族思いの二児の父でもある。