主人公vs主人公
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シナリオライターの挑戦とも言えるこのシリーズ。今回は主人公に主人公をぶつけてきました。3巻で触れられていなかったどうしてこのような事になっているかという部分についても少し進展がありました。とはいえ、主人公の本来狙っているゴール地点はやはり見えてきませんし、世界観の礎になっているシステムに関して突っ込まれてもこの物語の良さである話のテンポを乱してしまう不安が残ります。今回は今までと違い少ししこりの残る終わり方をされていますので、次巻でどのように畳んでくるのか、楽しみです。
最後が・・・・
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この作品の内容は他の皆さんが書かれているのであえて書きませんが、
シリーズの中でも屈指の出来だと思います。
最後の展開からするとおそらく次巻に繋がっていく形になると思いますので
この巻は呼んでおくことをお勧めします。
リアルをリアルたらしめるのは難しい
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ギャルゲーヒロインが現実世界にやってくるラブコメの第4弾
今回は(作品の)主人公が主役落ちする話、もちろん物語は彼の視点で進んでいきますが、
ギャルゲーでいえば脇役、それもとびきりのモブのような立ち位置でした
立場が変わるだけで見えてくるモノ、ヒロイン達との接し方も全然変わる……
いつもと違った切り口で斬新な印象を受けながら読めました
ゲームから現れた女の子だけでなく、現実の女の子達も絡み始めてますます楽しくなってます
また、物語の根幹に関わる部分も少しずつ本体が見えてきて、更に今後に期待が持てました
反面、主人公達の言動や個別の事件解決のプロセスがあからさまにギャルゲーぽくて
作品自体がゲーム世界を見ているよう、ギャルゲー展開から脱却しきれていない印象を受けました
『個別ルートの陰にある未解決の問題』が現実では無視できないという話も根幹の一つのわりに、
この作品自体が上記の問題を解決しきれていないのも、ギャルゲーぽさを感じさせる要因かも……
しかし、その部分以外では十分に面白く続きが待ち遠しくてなりません
ついに「主人公キャラ」登場
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愛するヒロインたちとの生活を守るため、多忙な毎日を送っていた主人公・都筑武紀は、突如訪れた新たな危機に戦慄していた。自分の行動が乗っ取られている…?
そして翌朝、武紀が「主人公」であるはずの世界が一変、エターナル・イノセンスの「主人公キャラ」正樹が登場するとともにヒロイン達との関係も変化していた。モブキャラになってしまい戸惑うものの、何とか打開策を見つけようとする武紀…。
学園青春ADVノベル、第4弾。
今巻は鬱展開です…といっても、よく考えてみればこのシリーズは、タイトルから受ける「キャッキャウフフ」なイメージとは違い、全体的に「やや鬱展開」だったなぁ…と今更ながらに思いました。
さて、ついに主人公キャラとの「対決」が出てまいりまいた。
世界が一変して、同居していたはずの春美・夏美、隣だったはずの理恵の家もなくなり、また、彼女たちとの関係が「正樹中心」となってしまい、完全にモブキャラと化した武紀は、事情を知る数少ない友人…「明石葵」を投影したゆうきの力を借り、元の世界に戻るよう奔走します。
この巻では、これまでのストーリーの流れの中で成長した主人公・武紀の姿が目を見張ります。言っていることは青臭いものの、自分の理想=彼にとっての正義に向かって努力している姿がカッコイイですね。
彼は、彼女たちとの絆を結び直すために、本当の現実ではちょっと恥ずかしいぐらいの行動力を見せ付けてくれます。一歩間違えたら「不審者」「ストーカー」ですよ。
また、このシリーズ自体も、最初のほうは単なる「あるあるネタ」の本かと思っていたのですが、巻が進むにつれて、これまで数多ある「ゲーム世界が現実世界に投影されたら」ネタの作品の中で屈指の「真面目さ」で物語を積み上げているな…という印象に変化しています。やはりゲームの世界が現実世界に投影されること自体がすでに「何でも有りの世界」になっているのですが、それでもその矛盾点を丁寧に取り上げては主人公達に解決させているという姿勢が印象的です。
タイトルから受ける一般的な印象とは異なる良いシリーズになってきていると思いますので、★5つ付けます。
普通に面白いが、、、
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今回で第4巻となりストーリーも中盤に差し掛かってきたところでしょうか
(ストーリー)投影したエターナルイノセンスの世界で主人公として日々を過ごしていた武紀
だがある日、自分がおもわないことをいってしまい理恵を傷つけてしまった。自分自身を疑った。しかし自分の想いとは裏腹に身体は動き咲にも、、、
「いったいどうしてしまったんだよ!なんで?」自分の行動は世界を歪めていきついに武紀の思いもしなかったあいつがでてきて投影した世界(ゲーム)の主人公である自分の立場と入れ代わってしまった。
奪われた主人公という立場、困惑する武紀、歪んだ世界のなかでだした答えとは?
かなり読みやすくおもしろかったのですが終わりが、、、この巻でひとくぎりしていない。恐らく2巻完結なので気にする人は積んでおくことをオススメします