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新版 ファイナンシャル・マネジメント ― 企業財務の理論と実践

価格: ¥4,620
カテゴリ: 単行本
ブランド: ダイヤモンド社
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   日本経済を取り巻く環境が激しく変化する中で、企業における財務管理の重要性が高まってきている。企業財務(コーポレートファイナンス)の知識は、今や企業経営に関わるすべての人にとって必須となってきているといっても過言ではないだろう。

   本書はアメリカMBAでも多く採用されているファイナンスの教科書の邦訳である。まず、第1部では損益計算書や貸借対照表といった財務諸表の見方からはじまり、そこからROE(株主資本利益率)などの企業業績指標を計算する方法や各指標の見方について説明している。そして第2部では財務予測の手法と計画策定の方法について、第3部では株式発行、社債発行などの資金調達の種類や選定の手法について述べている。最後に第4部では投資の評価やリスク分析の方法について説明している。

   このように本書はファイナンスの基本をほぼすべて網羅しているが、その特徴は、多くの事例を織り込んで大変わかりやすく書かれているという点にある。そして理論を述べるだけでなく、実際のケースに応用する際に留意すべき事項についても詳しく述べている。たとえば、ROEは多くの経営者が重視している指標の1つであるが、その問題点のいくつかを提起して、それを修正し評価する方法について紹介している。また、バランスの取れた「持続可能な成長」の方法について一章を設け、実際の成長がそれを上回った場合と下回った場合の対策についても述べている。

   原著の巻末に設けられている用語集が邦訳で省略されているのは残念であるが、各章末にはまとめと章末問題があり、巻末にその解答と解説が掲載されているので、理解度のチェックができるようになっている。

   このように本書は、会計やファイナンスの予備知識をほとんど持たない人でも、ファイナンスの基礎全般を学べるように工夫されている。企業研修や大学でのテキストとしてだけでなく、独学で習得したい人にもおすすめできる。(戸田啓介)

The book itself is worth buying ★★★★☆
The book was in good condition and the contents, everything was OK. Not that expensive compared to other books in other stores. However, although the book has over 400 pages, it is only 20cm thick which means that it has a thin sheet. Usually this kind of books, especially from McGrew Hill's books are thick and huge. But this one might have been printed in other cheap places and paper is low-quality.
重要トピックの上手な説明 ★★★★☆
本書はNPV,IRR,EVA DCF法といったコーポレートファイナンスの重要トピックを順を追って、非常に分かりやすく説明してくれます。
ただし、個々のトピックは上手に説明されているのですが、各トピックの関連性やコーポレートファイナンスの全体像に関する説明までは(紙面の都合上か)十分に扱いきれていない印象があります。

本書の良い点は著者の財務戦略に対するスタンスが一貫していることです。「財務戦略はあくまで事業戦略の補助の位置にあるもの」「定量分析偏重の数字遊びには走らず、定性的な事項も検討して意思決定を行う必要ある」といったスタンスがどのトピックの説明でも一貫しています。
この一貫性が本書の読みやすさの一助となっているように思います。


付け加えれば、時折混じる著者のジョークも面白かったです。ウィットに富んだ教授の授業を聴講しているような感覚で楽しめました。
あらゆる部門の管理者に方にお薦め ★★★★★
仕事柄、財務分析に関する本は何冊も読んだが、この1冊を超える本にはなかなか会えない。この本の価値は、商品紹介「企業財務は専門職だ」に示唆されるような専門家向けの専門書ではなく、企業経営に関わるあらゆる部門の管理者のために書かれているところにある。それは本書冒頭で語られる一節「財務分析は投資家や銀行等様々な関係者にとって重要な技能であるが、企業内部ほどこの技能が必要とされることはない」によく表れている。財務数値には事業方針、生産技術、在庫・信用管理など企業の実態が反映されており、ラインのマネージャーにとって財務分析は会社の問題把握、改善策の処方、財務的重要性の予想等に資することから重要となることが具体的に説明される。財務指標の効果的利用法(経験則、業界ベンチマーク、時系列変化)、持続的成長可能性と財務政策、割引現在価値法、埋没原価、リスクを織り込んだ投資評価、事業価値判断と包括的な内容が簡潔に纏められている。あらゆる部門の管理者に方にお薦めできる1冊。
ファイナンスの本を1冊選ぶとしたらこの本 ★★★★★
ハーバードではありませんが、ビジネススクールでファイナンスを
主専攻にして渡された本がこの本でした。
出合ってってからもう10年以上経ちますが、ファイナンスの本を
紹介して欲しいと相談を受けたら今でも迷わずこれを勧めます。
名著です。
最簡・最良のコーポレート・ファイナンスのテキスト ★★★★★
ハーバードの教科書に使われていたということから、さぞかし難しいのかと思われるが、そんなことはない。コーポレート・ファイナンスの領域における論点を、ほぼ網羅しており、まずはコーポレートファイナンスの領域を確認したいという方、再度全体像を確認したい方には向いていると思われる。非常に平易に書かれており、日本語訳にも違和感はない。
 コーポレート・ファイナンスの最初の一冊としてお勧めできる。