世界史を変えた詐欺師たち (文春新書)
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チャップリンの名セリフ「一人殺せば犯罪者だが、百万人殺せば英雄だ」になぞらえるならば、「一人騙せば詐欺師だが、百万人を騙せば経済政策だ」。
経済政策の祖にして亡国的バブル事件を引き起こしたジョン・ローをはじめ、ケインズ、シャハト、グリーンスパンといった経済政策の大立者から、ロスチャイルド、ソロスなどの投資家、さらにはベンジャミン・フランクリン、ニュートンまで、世界史を彩るビッグな“詐欺師”たちの列伝。
○ジョン・ロー 賭博師が牛耳ったフランス財政
○ニュートン 異端の天才が没頭した二つの錬金術
○フランクリン ドル紙幣に刻まれた「建国の父」の裏の顔
○ロスチャイルド 大財閥の基礎は戦争での大博打で築かれた
○ポンジ 今も隆盛を極める「ポンジ詐欺」の元祖
○シャハト 超インフレ退治とナチス経済の立役者
○ケインズ スーパーエリートの「インサイダー取引」蓄財術
○ソロス 世界の金融当局を「味方」にしたヘッジ・ファンド
○ケネス・レイ 史上最大の倒産エンロンの負債隠し&癒着
○グリーンスパン バブルと踊った「通貨の番人」
○サトシ・サカモト “仮想人物”が創った仮想通貨の正体