まずタイトルを見て、サンフランシスコ編で危惧したとおり、
やはりこれをシリーズ化するのか、、とげんなり。
日常生活をつづって本になっていた頃から
明らかにネタのために生活をするようになって来たのが残念。
三姉妹の成長をとりあえず読みたい、というファンが
一定数はいると思われるので、それに甘えている、としか
いえない内容だと思います。とりあえず他作品を知らず
にいきなりこの本を読んだひとなら
まず、「他人のこどもがただどうしたこうした
をただかかれてもおもしろくないわ」
と思ってしまいそうです。初期の作品はそのあたり
すべてのこども関係のエピソードがいったん冷静な
目でフィルターされているような、
こどもがいる人でもいないひとでも普遍的に楽しめる
作品だったと思うのですが。
値段にしては文字通り薄かったですし、
中身も(マンガ、文章両方)薄かったと思います。
こどもの写真も多いし、まさにとりあえずずっと
三姉妹の成長を読んできたひと向け、としかいえません。
それからハワイで霊体験をしたらしいのですが、その
関係の記述がかなり多かったのも
個人的にはちょっとうんざりでした。(そういう方向に
転じる、という例がちまたにあふれているので)