ビジネス本や自己啓発書というよりはカウンセリング書という印象を受けました。

　ビジネス書として見れば書かれてあることは至極当然な既知のものばかりです。日ごろからビジネス書に目を通す方であれば知っていることばかりだと思います。
本書の対象読者はバリバリのビジネスマンというよりは悩みつつ変われない自分に悩んでおられるという方ではないでしょうか。

　タイトルの「なぜ」は勿論その人が自分のやりたい事をやっているから楽しそうに働くわけなのですが、自分のやりたい事を見つけ、失敗を恐れずに夢に向かっていくのは難しいため悶々とした生活になりがちです。そこで本書では少しずつ変えていくことを提唱し、ビジネス書初心者でもわかりやすく理解できるように噛み砕いて説明してくれます。

　カウンセリング的な優しい＆易しい内容で好感が持てました。日頃の会社生活に悩んでおられる方は是非読んでみて下さい。

今の仕事に不満がある方、
もっと楽しく働きたい方が最初に読むのにぴったりな本だと思います。

不安に立ち向かえる勇気をくれる本です。

著者自身の経験談だけではなく、心理学という学問から、
世界の心理学者の言葉も使いながら読者を励ましてくれます。


私が共感したところ

・「やりたいことはすでに見つかっているのに、自分自身で押さえ込んでいる。」
・「好きなことを毎日5分ずつでも良いのでやってみる。」
・「神様が願いを叶えてくれるならどんなことをやりたいか。」
・「死を意識する。」

私としては過去に読んだ本とかなり似ている部分があったので新鮮味は薄かったです。

もうかなりの数の本を読んでいますが、
自分が楽しいと思える仕事に出会う法則は共通しているのだなと感じました。

この本に興味のある方は「働く理由 99の名言に学ぶシゴト論。」もおすすめです。

今の仕事でいいからもっと人生を楽しくしたいという方は
「熱中時間―忙中“趣味”あり 」という衛星放送の番組もおすすめです。
DVDや本も出ています。
つい先ほど「鉄分補給２００９」というスペシャル番組を見て感動したため
レビューに書いてしまいました。
鉄道熱中人はやはりすごいです。


仕事にかかわらず、楽しく何かをしている人は周りにも元気と楽しさをくれます。

仕事じゃなくてもいいから何か『自分が』好きなことや楽しめること、
興味があることを少しずつ毎日の生活に取り入れていくことが
全ての第一歩のような気がします。

著者の苦しいサラリーマン時代の経験や失敗談なども書かれてあり、楽しく読みました。

人間が百人いれば、百通りの幸せの見つけ方がある。
無理に前を向くとか、他人と競争するなど、考えるだけでウンザリする人もいる。
ちまたの成功本の法則なんて、自分のタイプには当てはまらない方が多い。

著者の『やりたいこと探しカウンセラー』の肩書きに偽りなし。


読んだあと、じわじわ効いてきます。

この本は、キャリアや収入を求める働き方から、自分らしく心の充実のある働き方への実践方法が書かれています。それは著者自身のこれまでの生き方であり、その具体的なエピソードも数多く書かれています。誰でも共感できる内容で、読む者を時に感動すらさせます。心理カウンセラーでたくさんのいろんな人と接する機会の多い著者だからこそ、今の時代の人たちの心を深く理解しているのだと思います。
　この本を読み終えた時には、今後の自分の仕事や人生について改めて考えさせられることでしょう。今までキャリアや収入を求める「成功の法則」といったビジネス書を読まれていた方にも、全く違った視点から書かれたこの一冊を是非おすすめします。

この本の中で一番気に入った内容は‘自分らしい働き方のスタイルを見つける’2章の部分です
心理学の説明もとてもわかりやすく、小手先のテクニックや法則ではなく、一人ひとりの読者に当てはめられるよう書かれているため、少しだけの勇気で新しい一歩を踏み出せます


私自身、仕事に疲れていたので、読んで実践してみたところ、少しずつ効果が出始めました!
これから心豊かに働くことを選ぶ人は確実に増えていくと思います!!