ただ、これはあくまでも先人たちの表現方法なので、それを咀嚼しながら、自分の中で新たな表現方法を考えていくべきだろう。自分が表現したい感覚例を先人から学びながら、それを越えるものを描く。作家志望者必須の本かもしれない。
しかし、書籍の辞書ではこの二つをインデクス化するのは困難だ。
インデックスばかりになるし、最大の欠点は、苦労索引をつけても、
大して引きやすくならないということ。
さらに、無限に近い表現を詰め込むのに書籍は向かない。
『引く』という発想では無く、表現を『知る』という用途なら使えそうだ。
例をあげれば、世界の格言集みたいな感じだが、
断片化を意図していない文章が多く、読んでもあまり面白くない。
しかし、知らない表現は多々ある。
また、ピッタリ来る表現を見つけてもそのままでは使えないから困る。
ただ、同じ表現が無いか調べることは出来る。
だが、検索が面倒なので実用的とは言い難い。
しかし、挑戦という意味では、大いに意義があったと思う。
だから、個人的には使えない(扱えない)から星一つの所、星二つにしました。
あと、読めない漢字が多かったので、振り仮名をつけて欲しかった。
例:甍、幌、驟雨、檜笠、陰翳など